6団体が高射幸機撤去に向け合意

2015.10.05 / ホール

10月2日、遊技関連14団体で構成する遊技産業21世紀会は全日遊連・日工組・日電協・全商協・回胴遊商・日遊協の6団体が9月30日に合意調印した「高射幸性遊技機の取り扱いについての合意書」に関する記者会見を、東京・市ヶ谷の遊技会館で開催した。

この合意書は全日遊連が本年6月24日開催の臨時全国理事会で決議した「新基準に該当しない遊技機の取り扱いについて(基本方針)」を5団体も支援するという内容。また合意書では「メーカー団体が特に高い射幸性を有すると区分した遊技機については、ホールはこれを優先的に撤去する。この場合において、各メーカーは、下取り等優遇措置を講じるものとする」との文書が入れられ、のめり込み防止対策に向けた射幸性の抑制に取り組んでいくこととなった。

また本合意書を補完する文書として「申合せ」と前述のメーカーが作成した優先的に撤去すべき高射幸性遊技機リストが存在するが、これら資料の配布はなかった。

会見に臨んだ阿部恭久全日遊連理事長は、新基準機に該当しない遊技機の設置比率を来年の12月1日までに、パチンコで30%以下、パチスロで50%以下と定めた全日遊連決議の履行に関し「進捗を確認しつつ、追加施策が必要と判断すれば講じていくこととなるだろう」と述べ、本件に対し強い決意を持って対応していくと表明した。

なお高射幸性遊技機リストに記載される性能の基準として、パチンコは最も出玉期待値の高い初当りからの平均獲得球数が9000個以上もしくは差玉10万個以上、パチスロは差玉2万枚以上といった線引きで現行リストは作成されているという。

 

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