「パチンコ復活」へ。設定・フラグ・安定装置・羽根モノ……日工組の新たな挑戦
2026.06.04 / 組合・行政日本遊技機工業組合(日工組)は第66回通常総会を開催。終了後の懇親会では榎本善紀理事長、小倉敏男副理事長、星野歩副理事長らがパチンコの現状認識と今後の展望について語った。
パチンコ設置台数が200万台を割り込むなど厳しい市場環境が続くなか、各氏が共通して訴えたのは「パチンコ復活」への強い意志であり、その具体策として新たなゲーム性の導入や羽根モノ・低中射幸性機の拡充が強調された。
榎本理事長は「これまで進められてきたゲーム性の緩和だけではなく、新たな仕組みを組み合わせることでパチンコ本来の魅力を取り戻したい」と語った。
そのキーワードとして挙げられたのが、「設定」「フラグ」、さらには「安定装置」や「発明」といった新たな仕組みだ。詳細は明かされなかったものの、従来にはない概念を取り入れ、多様な遊技性を実現していく方向性が示された。
また榎本理事長は、ユーザー離れの背景には「失われた信頼」があると指摘。その信頼を取り戻すため、多種多様な遊技機を市場へ送り出していく考えを示した。
続いて登壇した小倉副理事長は、パチンコ機販売が歴史的低水準で推移しているとの認識を示した上で、その打開策に言及した。
その中心に据えられているのが、多様な遊技機による「受け皿づくり」。今秋には複数メーカーから羽根モノが投入される予定となっているほか、低中射幸性機の開発も進められているという。小倉副理事長は、メーカー各社がさまざまなチャレンジを行いながら、一丸となって市場の再活性化を目指していく考えを語った。
星野副理事長が語った「たんぽぽ」の衝撃
会の最後を締めくくった星野副理事長は、東京都福生市にあるゲームセンター「たんぽぽ」を訪れた際の体験を紹介した。
都心から離れた立地であるにもかかわらず、店内に設置されていた20台のSANKYO製羽根モノ(KUGiTAMA)コーナーは満台。空き台を待つ客の姿もあり、その光景に大きな衝撃を受けたという。
「これだけの人が羽根モノを求めて集まって来るのか」
その現場で感じたファンの熱量とエネルギーは、未来遊技委員会が進める「低中射幸性路線」の確信につながったという。
星野副理事長は、こうした潜在需要を掘り起こすことこそが業界再生の鍵になるとの考えを示した上で、「メーカーの垣根を越えて知恵と英知、そしてやる気を結集すれば、この業界はまだまだやれる」と力強く語った。
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