高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座[第2回]

2014.06.10 / 連載

[第2回]「CR WINNING TURN AA」はMAXコーナーがオススメ

まずは、スペックの再確認。

・特賞確率=1/239.2(高確=1/77.7)

・確変突入&継続=72%(初回潜伏タイプ)

・時短回数=0/10/20/30回

・計算出玉・・・突当り=0個・4R=560個・6R=840個・16R=2,240個
参考販売台数は「1万台」程度。

◆スペックの留意点
初当りは、突確=46%(16R出玉無し)とほぼ半分を占め、他は6Rの当りだけ。電サポ抽選での当りは、4Ror16R(48%)、通常当りも4Rとなり時短回数も少ない。初回当りの潜伏確変は、「玉無し=36%」「6R=11%」の合計=47%と、ほぼ半分が潜伏確変。このスペックから判断して、特賞確率はライトミドル並みの確率ではあるが、体感的にはMAX機。

<設置場所が難しい>

「激辛ミドル機」で使うのか?「やや甘いマックス機」として使うのか?
その判断はホールに任せるが、「高確率=1/77.7」である事からMAXコーナーがオススメ

◆【ステージ性能】
「やや辛め」の性能ですので、設置傾斜の差によるスタート差は小さいと思われます。

※<ココでの運用ポイント>※
「辛いステージ性能」を意識させない為にも、ワープ入賞は抑えた方がベターです。

◆【スタート入賞性能】
「風車からの外逃げ玉の有無」が重要になりまが、基本設計では「外逃げ玉がやや発生する」傾向。【出玉率100%分岐S=6.0回】(千円S=18.8回)が一応の目安となります。


※<ココでの運用ポイント>※
風車からの外逃げ玉の比率が重要で、可能な限り内側(スタート側)へ流れる事が理想。
コレにより、スタートスランプに軽減化になる。
「風車下〜ジャンプ釘」までの連釘(道釘)は、打ち込み通りの「5度上げ」で揃えて十分。

◆【アタッカー&出玉性能】
アタッカーは、右側に「上と下」のアタッカーがあり、「ラウンド間秒数=約0.1秒」と短い。サミーの北斗の拳の「ゼロアタッカー」をイメージしてもらえば良い。上⇒下⇒上⇒下・・・と開放。また、下アタッカーでの「カウントオーバー入賞」が多めである事から、バラツキ幅は大きい。
※<ココでの運用ポイント>※
まず、「上アタッカー」での出玉は固定され、出玉数の変動は不可。よって下アタッカー整備のみ。つまり、その効力は「全体の半分」でしか無く、実質8R分に対応する事となる。また、【釘位置による出玉差は、ほとんど無い】事から、ノーマル状態で出玉は結果論になる。

◆【甘ベース性能】
「通常後の電サポ回数が少ない」事と、「確変中のSA値が高い」事から、電サポ時間の占有は短くなる。結果的に「低い甘ベース値でも運用可能」だと判断され、80%程度の運用も可能である。また、【電チュー賞球=2個】ではあるが、計算上では100%超えとなる事から、要注意です。


※<ココでの運用ポイント>※
右スルー入賞は限界まで抑えた方がベターだが、限界を超えると「スルーメモリー」が枯れるので注意。基本は、下部電チュー周辺の釘位置が問題だが、全体的に「右側に位置する」場合、数値は下がる。

<追記>
兎にも角にも、スペックの判断と、それに対する設置場所が難しい判断を強いられますね。

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高橋正人

パチンコ業界歴30年の大ベテラン。ホールや機械について、すべてを知り尽くしたコンサルタント。現在、有限会社トータル・ノウ・コネクションズ代表取締役社長、株式会社エル・イー・オー代表取締役社長。

WINNING TURN AA, 高橋正人