高橋正人「11月のパチンコ超考察」

2015.09.17 / 連載

【水曜】高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座

[第66回]秋の最新機種考察

まずはこちらの【11月機種一覧】をご覧いただきたい。何はともあれ、現時点で「新機種=4機種(餃子の王将3含む)」と「リユース=3機種」となっている。『本当に販売されるのか?』については、今週末にはハッキリする事になるだろうが、現時点では『販売する』予定で動いているし、おそらく販売計画通りに動く事と思われます。

■ミドルスペックは3機種
【CR RAVE この世界こそが真実だ FPM】・・・1/319.7・V確ST=170回・最大出玉=1,872個、確変突入率「55%」で継続率は「75.1%」と、従来のマックス機から若干下回る程度に抑え、それよりも特賞出玉を「6R=702個「16R=1,872個」と、特賞1回あたりの出玉を下げて対応した性能になる。

【CR クイーンズブレイド2 WMB】・・・1/319.6・V確ST=120回・最大出玉=1,760個、確変突入率「50%」で継続率は「79.5%」と、従来のマックス機とほぼ同様のスペックに順じているが、やはり出玉性能を抑えている。特に確変連チャン中の16R比率を「70%」に抑えている点が気がかりである。

【CR 餃子の王将3 5000】・・・(当り確率=1/26.4)×(役物確率=1/14)=1/370・最大出玉=4,872個、特殊なスペックの「餃子の王将3」は、やはり「一撃性」が注目される。がしかしその反面「連チャンしない」事が前提となり、連チャン率は「14.3%」と抑えられている。ただ「合成確率=1/370」とマックス並みの玉単価は想定される。

■ミドルスペックから見る<総評>
「RAVE」と「クイーンズブレイド2」において、「新マックス」とか言う呼称は全く通用しないであろう。つまり『普通のミドルスペック機である』。無論マックスコーナーに導入するなんて、「もってのほか」であり、想像すらできない。普通にミドルコーナーに設置する他、どうこうする訳にも行かないでしょう。まだまだ「マックス機」がホールの稼働主軸となっている時期である以上、宣伝集客としては「バラエティ導入」、稼働安定を模索するならば、「ライト・甘スペック待ち」を選択した方が無難でしょう。「餃子の王将3」においては、特殊な機種になるが、ココで「5000」を導入するならば、最初から10月の「7000」を導入すべきで、このタイミング導入ならば、「2000(合算1/193)」もしくは「600」の選択になる。

■【マルホン・シャカンナー】をどう見るか?
特賞確率=1/144の【F】だが、「3回セットで最大2,000個」の仕様になる。下手な液晶演出よりも、ハッキリ割り切った「7セグ機」の作り込みは、それなりに分かり易い。更に時短が「1/144で100回転」となると、「連チャン率=50%」となり『2000個保障』となるので、単純明快ではある。甘スペックに関しては、その連チャン率が「40%」とやや控え目になる。個人的には「ライトミドル推し」。

■リユース系甘デジの活用!?
『買って困らない』『あって困らない』と言う、「価格と稼働」は想定出来る。あとは予算の問題だけである。ただし、「ゴウライガン」だけには要注意である。通常後の時短が「80回転」あるモノの、「確変突入=5%」と言う数値が先行一人歩きすると、打ち手からすると『まったり甘デジで』は不可能で敬遠される可能性がある。

現段階の<総評>
ぶっちゃけ「どれも2台づつ」ってな感じですね。『ミドルを2台×2機種』『餃子2台とシャカ2台』『リユース系甘で2台づつ2機種』のどのパターンを選択・複合させるのか?・・・みたいな感じですかねぇ(汗

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高橋正人

パチンコ業界歴30年の大ベテラン。ホールや機械について、すべてを知り尽くしたコンサルタント。現在、有限会社トータル・ノウ・コネクションズ代表取締役社長、株式会社エル・イー・オー代表取締役社長。

 

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