【水曜】高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座
[第31回]反省しよう!
なんやかんや言っても、2014年も終わり、この記事がアップされるのが「12月31日」大晦日になる。折角なので、2014年をザックリ振り返って「反省会」をしてみたいと思います。そして2015年への足掛かりになればイイですね。
■経済問題〜【消費増税】で反省 m(_ _;)m
4月から始まった「消費税5%⇒8%」の消費増税。これにより新しい営業形態が注目されました。「消費税5%」の時は全く論議されなかった「内税問題」が、8%になって一気に問題提起。まぁ政府は「10%へ」が法律で決まっていた訳ですから、この辺りで問題の「提起と解決と対応」を考えるには丁度良かったとも言えますが、結局のところ「稼働低下⇒収益低下」が顕著になり、「どうやって利益を確保するのか」の手法が論議されたに過ぎない訳で、結果的には「お客様の声」なんぞは無視して、「自己防衛」したに過ぎなかった。素直に認めて、やっぱり「反省しよっ」。
■消費者問題〜【マーケティング】で反省 m(_ _;)m
パチンコ参加人口は、「2011年=1670万人」「2012年=1260万人」「2013年=1110万人」と下降し続け、2014年は遂に1千万人を割って「970万人」(※実は2012の調査から、その調査方法が変更となっていますが、数値は賛否ありますがその流れは正しいでしょう)。そして2015年はいったい何万人からスタートしているのでしょうか。まだ「950万人程度」と言う意見もありますし、既に「900万人を割っている」と言う意見もあるでしょう。毎年毎年ファンは減っているのに、今だに「行政の責任」にしていたり、「メーカーの責任」にしてたり、「大手法人の出店のせい」にしてたり、いつになったら気が付くのか。「自分の責任でしょ!」って。今年は100億円規模の民事再生・倒産が2社あった。とんでもない事が既に起き始めている。・・・責任転嫁はやめて、「反省しよっ」。
■機械販売問題〜【抱き合わせ意】と【機歴】で反省 m(_ _;)m
「機歴」と「抱き合わせ」は全く異なる商法と認識すべきなのに、「どっちもどっち」みたいな感覚論はじゃダメ。ちなみに私は、「抱き合わせ販売は絶対にダメ!」である。決して認める気はないし、言い訳は通用しないと思っている。抱き合わせ販売って、いわゆる「後出しジャンケン」みたいなモノで、「コレが欲しいなら、後から(今から)コレを買ってね」ってな話だったり、「多大数納品で終了」とかも、十分抱き合わせ販売の部類に入ると思う。コレは絶対に反則だよね。もうこうなると、メーカーの価値観と言うか倫理観と疑わざるを得ない。別途「機歴販売」となると、こりゃまた微妙な話で、逆に「お得意様・常連様を優先的に物事を進める」なんて事は、ある意味「日本の文化」みたいなもので、「お世話になったあの人へ・・・」ってある意味、当たり前の話でしょ。困ったときに助けてあげたんだったら、その恩は返すのが当然だし、ホールはメーカーに要求しても良いとさえ思う。問題なのは、その「要求した」事自体が機歴を認める事になるって分かっていないホールも多過ぎでしょ。あいつは「助けてあげたのに恩を仇でかえした」から、「機歴反対!」とか言っている。君は小学生か!っつ〜の。・・・毎年の事だけど「反省しよっ」。
■法律問題〜【無承認変更】で反省 m(_ _;)m
なんども言いますが、「釘調整も裏ロム取り付けも、その段階では違法じゃ無いですからね」。その処理した遊技機を「承認を受けないで営業する事」が、「風営法違反」に該当します。だって、メーカーの見本機って裏ロム付いているんですよ。しかも遠隔操作で大当たり出来るんですよ。ソレは違法ではありませんよね。問題は、「そんな遊技機で営業する事」。明らかに保通協適合した遊技機じゃ無いですから「無承認変更した遊技機」って事になるんです。2014年夏前に「所轄検査来店の時に、新台の釘調整していたホールがあった!」なんて話があった。コレを見かねた警察は「無承認変更疑惑で捜査する」と言う事になったらしい。更には「釘調整は違法行為」と決め付ける人まで出てくる始末。そもそもこの事案はホールが悪い。何が悪いって「警察業務の邪魔するなっ!」って話で、そりゃ警察は怒りますよね。でも警察も変な事言う。まだ「承認受けてない遊技機」の釘調整が「無承認変更に当る」ハズが無いでしょ。ただ他の遊技機で無承認変更(釘調整・もしくは勝手に備品交換等)の疑惑あると受け取れると言われりゃその通りですけどね。・・・法律を理解していないのは「反省しよっ」。
■個人的に〜【飲み過ぎ】で反省 m(_ _;)m
一般的に、上層の人は付き合いに前向きだそうで、下層の人は付き合いが苦手と言う話がある。上層・下層って言い方は、やや耳障りな言い方だが、逆に言うならば「人付き合いは成長の手立てである」とも言える訳で、友人・知人・上司・部下等々、縦・横・斜めのお付き合いは、決して無駄には成らないハズである。だから私は、「食事に誘われたら断らない」がモットーである。しかし何事もやり過ぎは禁物であると、後で後悔する事もしばしばある。やっと、忘年会が終わって、さて「新年会」のタイミングに入る。皆さんも誘われたら「出来るだけ断らない」を実践して、人脈・情報脈を掴んで頂きたいと思う。「絶対に損は無い」と自身を持って言います。ただ、ソコソコにしておきましょうね。・・・朝帰りしたら「反省しよっ」。
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高橋正人
パチンコ業界歴30年の大ベテラン。ホールや機械について、すべてを知り尽くしたコンサルタント。現在、有限会社トータル・ノウ・コネクションズ代表取締役社長、株式会社エル・イー・オー代表取締役社長。