高橋正人「特定秘密!ウルトラ烈伝の大検証」

2015.02.19 / 連載

【水曜】高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座

[第38回]ウルトラバトル烈伝

新機種考察〜「CRぱちんこウルトラバトル烈伝」を検証します。

3月15日週リリースされるパチンコ機種「CRぱちんこウルトラバトル烈伝」ですが、今年1月18日週リリースされ、まだまだ平均4万稼働をキープして、中古価格は70万円程度まで高騰している「真・花の慶次」を撃破できるのでしょうか。4月のGW前にリリース設定されているMAX機種は、「それなりのクオリティで、それなりに機種数ある」とは思われますが、「真・花の慶次」と戦って、更に4月機種の追い討ちを避け、ゴールデンウィークの主役となれるのか。

新枠の魅力は?

オッケー.の新枠名称は「ULTRA STAR」。名前からしてその気合いの入り方が分かるってもんで、枠上部の「ウルトラレバー」に、プッシュボタンは飛び出す「フルカラーサプライズボタン」、ハンドルは京楽でお馴染みの「P−フラッシュ」&「エア・バイブ」と、王道と新機能を組み合わせた仕様となっている。いずれにせよ、驚愕の新枠としては「牙狼金色」の枠が度肝を抜いた新枠登場でしたが、果たして「ウルトラレバー」がその存在感に対抗出来得るのか?楽しみな機能でもある。

■「ウルトラマンシリーズ」というコンテンツの歴史?


元々、「ウルトラマンM78」と言うセブン機があったのは、遥か昔の「CR機」登場の前の「ヘソ賞球=6個」時代話。この時のメーカーはなんと大一だったのでした。そして「CR時代」にはっても「CRウルトラマン銀河」をリリース。それから20年以上が経過した後、遂に京楽が動き出す。2005年・春、「CRぱちんこウルトラセブン」がリリースされた。続いて2006年年末「CRぱちんこウルトラマン」がリリースされ、2012年夏に「CRぱちんこウルトラマンタロウ 戦え!!ウルトラ6兄弟」。そして翌2013年春「CRぱちんこウルトラマンタロウ 暗黒の逆襲」としてリメイクされた。そして今作「CRぱちんこウルトラバトル烈伝」が登場することとなる。無論スロットでは「サミー・ウルトラマン倶楽部3」に始まり、「山佐」「ビスティ」もリリースしている。また羽根ものタイプとしても、「ニューギン・CRウルトラQ」「京楽・ウルトラセブン」がリリースされた。

■スペックの流れは良好


ここ近年のMAX機種でのポイントに一つに【モード継続率】がある。いわゆる「確変に突入した時の継続率」になるが、メイン機種の流れを一応追ってみると以下のとおりとなる。
「ルパン7(2013年11月)=(時短込)84.8%」→「リング3運命(2014年7月)=(ST)80.8%」
→「牙狼金色(2014年7月)=(ST)77.1%」→「北斗の拳6拳王(2014年11月)=(時短込)84.7%」
→「ヱヴァ9(2014年11月)=(ST)80.0%」→「真・慶次(2015年1月)=(ST)84.5%」・・・
このように傾向としては、継続率が上昇している傾向が見て取れる。そして「ウルトラバトル烈伝(2015年3月)=(時短込)87.1%」・・・と驚愕の数値となっている。

無論、顧客側も「牙狼」の様な「1回の出玉の安定感」を優先するのか、それとも「特賞の回数と継続」を優先するのか、個人差はあるだろうが、現状の「各台計数機」導入システムであれば、目に見える形=玉積みでは無く特賞回数の方が、有利性を持っているとも言えるのではないだろうか。

<総評>
評価をするならば、「導入必須!」と言う事になる。知名度を持ち、集客貢献力がある上に、新枠と言う注目度が加算される。ユーザーからしたら「京楽もオッケーも分からない」と言うより「どっちでもいい」と思うだろうし・・・そこに、「3月のMAXが1機種」となれば、稼働貢献力も維持しやすい環境は整っている。ただし、4月には「MAX4機種」程度に加え「大海スペシャル」が市場投下される訳で、おそらく「減台を余儀なくされる」であろう事は、最初から頭に入れておいた方が良さそう気配、私はを感じている(汗

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高橋正人

パチンコ業界歴30年の大ベテラン。ホールや機械について、すべてを知り尽くしたコンサルタント。現在、有限会社トータル・ノウ・コネクションズ代表取締役社長、株式会社エル・イー・オー代表取締役社長。

 

 

 

 

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