高橋正人「パチンコで勝つ2戦術」

2014.09.24 / 連載

高橋正人のパチンコ運用リアル養成講座

[第16回]新台がない時期の戦術教えます

正直言って、どうしようもない気配が漂う新機種リリースであるが、本当に「どうするの状態」である。MAX系としては、マルホンの「ゼブラーマン」に西陣の「モンキーターン」、ミドル系では奥村の「マジカルハンター」。その他は、ほぼ甘デジ群のパレードである。大一の「ダイショーグン」のライト系があるが、過去の「牙狼」の動向を見ても、選択する余裕は皆無であろう。無ければ無いなりに対応するしかない。ではどうするか。

◆新機種「少台数&全部導入」戦術

多分、どれもパッとしないし、集客効果を見込めるコンテンツでも無さそうだ。結果的に残る集客コンテンツとしては唯一「新台入替」しかない。さてココからが重要で、「新台入替」と言う言葉(チラシ)で集客する場合は、少なくとも「新しい機種」でなければならない。つまり、リユース系の機種では「その集客効果は限りなく薄くなる」と言うことである。客から見たら、「中古入れて新台入替かよ!」とツッコミが入るかもしれないし、こうなると折角の新台(新機種では無い)を買っても、客には伝わらないだけでは無く、完全に「お金の無駄遣い」になりかねない現実が待っている。では、どうする?

まず、導入する条件として幾つか羅列してみよう。
①スロットとリンクしたコンテンツとして、「モンキーターン」「マジカルハロウィン」。②一応、萌え系!?として「マジカルハンター」。・・・この3機種が筆頭に上がる。

「いまさら感」があるコンテンツとしては、「BE−BOP壇蜜」「ダイショーグン」「女だらけの水泳大会」の3機種。微妙な判断ではあるが、新機種でありながらも「ゼブラーマン」もチラシに掲載しても「中古か!?」と勘違いされそうである。「何となく判断が迷う」機種としては、「新アレジン」「おしおきピラミッ伝」になる。まぁ、そこそこの実績は残すとは思うが、だとしても「所詮は店内移動で終わった」結果も見え隠れしそう・・・。つまり、客にとっては「新台と新機種は、似て非なるものである」なのである。

◆中古市場に目を向ける戦術
40万円の新台買っても意味無い様なら、思い切って実績ある中古機は・・・どうなのか? 前もって踏まえておかなければいけない事は、「地域に設置されていない方が、断然有利」。その地域に無ければ、そりゃ新台効果だって望めるわけですから。

①そんな感じに該当するのが・・・「ギンパラ259Ver(新基準)」と「涼宮ハルヒ」と「三姫繚乱」あたりですかねぇ。②まぁ無難に「春一番〜こいこい八〜」とか「中森明菜ライトVer」とか「咲−Saki」とか「坂本冬美」とかの20万円前後機種。「沖海桜ライト」は、11月頭に「大海3」があるから、今はやめておきましょう。③それか思い切って、100万円の「牙狼金色」に手を出すか?

<総評>
「新機種がパッしない」時は、どのホールもそう感じています。と言うことは、「どのホールも買い控えする」と同意語になる。結局、みんなで買わなきゃ、それはそれで良し! ・・・のハズなのですが、どうも「他店舗動向も含めた新台依存症」に侵されている場合もあったりするので、11月以降の資金予算を見ながら、「抑えるところは抑える」も必要な時期かもしれませんね。
いずれにしても、「11月12月で、想定外の予算が必要になってしまった」なんてことだけはご注意下さいませ。

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