香港企業がサイパンのカジノライセンスを取得

2014.07.17 / カジノ

7月15日、香港のインペリアル・パシフィック・インターナショナル社は子会社のベストサンシャイン社がサイパンのカジノ開発・運営を承認するライセンスを取得したと発表した。

サイパンでは、今年3月に年金基金や公共サービスの財源確保を目的として本島でのカジノ開発を認める法案を可決。マリアナスター社とベストサンシャイン社の香港系2社による入札が行われていた。現地紙サイパントリビューンによれば、北マリアナ諸島政府当局は15日に行われたロタリーコミッション(宝くじ委員会)で、全会一致でベストサンシャイン社に開発権を与える投票を行った。これにより、ベストサンシャイン社は20億米ドル(約2035億円)を投じて、サイパンで初となるカジノリゾートの開発権利と40年間のカジノ運営権を得た。インペリアル・パシフィックが以前発表した書面によれば、4つの高級ホテルとVIPルームと一般フロアからなるカジノを建設するとしている。また、ライセンスの発給を受けた場合、サイパン生まれの成人に対して総額1000万米ドルの金券を配布し地域社会への還元を行うことも発表している。

現在、北マリアナ諸島では、サイパンの隣にあるテニアン島の「テニアン・ダイナスティホテル&カジノ」で唯一カジノが運営されているが、同リゾートは今回ライセンスを獲得できなかったマリアナスター社の親会社が運営を行っている。

画像:© Lopper / Shutterstock.com

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