香港「周大福」がベトナムのカジノ進出に関心

2014.12.11 / カジノ

12月1日、ブルームバーグの報道によると、香港の複合企業・周大福がマカオやオーストラリアに続きベトナムでもカジノ事業に関心を示していることが明らかになった。この事業は、ベトナム中部のクアンナム省に40億米ドル規模のカジノリゾートを建設する計画で、周大福の創業一族である鄭家純(ヘンリー・チェン)会長がインタビューで明らかにした。

周大福は香港の巨大複合企業で、アジア最大の宝飾店チェーンのほか、不動産やホテル、カジノ事業なども手がける。今年6月には豪州のエコー・エンターテイメントなどと提携して、ブリスベンでの新規カジノリゾートの建設計画を発表したばかりだ。マカオのカジノとの関わりも深く、名誉会長でヘンリー氏の父・鄭裕彤(チェン・ユートン)は長らくマカオのカジノ産業を支配してきたスタンレー・ホーの盟友。ホー氏の一族が経営に参画するマカオ最大のカジノ企業、SJMホールディングスの大株主でもある。

※画像は香港や中国本土を中心に1,000以上の店舗を持つ「周大福ジュエリー」

カジノ, ベトナム, 周大福