長谷川穂積が復帰戦勝利/サンセイ協賛

2015.05.13 / 連載

5月9日、株式会社サンセイアールアンドディが協賛するボクシング興業「REAL SPIRITS Vol.44」が神戸市立中央体育館で行われた。

本イベントのメインマッチが過去WBC世界バンタム級、WBC世界フェザー級の2階級を制覇した元世界王者長谷川穂積の約1年ぶりとなる復帰戦。昨年4月にIBFスーパーバンタム級の王者キコ・マルチネス(スペイン)とのタイトルマッチで敗れて以来1年間休養をしていた長谷川がIBFスーパーバンタム級12位のオラシオ・ガルシア(メキシコ)との試合にのぞんだ。

序盤、サウスポーの長谷川はガルシアに右足を何度も踏まれリズムが作れず、セコンドからは「足を使って回れ」「打ち合うな」とゲキが飛んだ。コーナーにつまって打ち合いに応じてしまう長谷川。それでもフットワークを駆使して相手になるべく打たせない試合運びでラウンドを重ねた。7ラウンド目を超えてくるとガルシアも疲れが見え始め、パンチの手数が減ってきて、長谷川のジャブやフックがガルシアの顔、ボディーに決まるシーンが多くなった。ダウンは奪えなかったものの、序盤で足を故意に踏んだことによる減点と的確なパンチでポイントを積み重ねた長谷川が、圧倒的な差(判定3−0)で勝利した。


試合後のインタビューで長谷川は、「ノンタイトル戦なのに、こんなに多くのお客様に集まってもらって本当にありがとうございます。試合前は負けることしか考えてなかったです。勝てて本当に良かったです。相手(オラシオ・ガルシア)はサウスポーの自分との試合はやりにくそうにみえた。サウスポー対策をしてこなかったように思う。まだ、試合が終わったばかりで先のことは考えられないが、自分の納得する(現役続行か否か)答えを出したい」と安堵の表情で語ってくれた。

また当日はサンセイガールズの史織が3試合目からメインの7試合目までラウンドガールを務めた。
史織は「長谷川選手の復帰戦という舞台でラウンドガールを務めることができて光栄です。また、その復帰戦を勝ってくれたのはとても嬉しかったです。できればまた世界チャンピオンをめざして欲しいです」と語った。

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