2023.04.14/その他情報
5月21日、産経新聞の電子版・産経ニュースは「長崎県がカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致候補地として掲げる同県佐世保市で、テーマパークを運営するハウステンボスが検討しているIR構想の概要が20日、明らかになった」と報じている。
記事によると、ハウステンボスのIR構想は世界初となる海中にカジノ施設を建設することが柱になっているとのこと。関係者の話によると、海中カジノは海面下の壁を大型の強化ガラスにした特別施設で、海中を泳ぐ魚の様子などを眺めながらゲームを楽しむことができるという。ハウステンボス幹部は「カジノは同じアジアの韓国、マカオ、シンガポールにもある。競争力があるものを作らなければ客は呼び込めない」と世界でも類を見ない海中カジノの狙いについて語っており、技術的な問題の精査を進めクリアできれば長崎県や佐世保市に提案するとしている。なお、建設場所はハウステンボスが面している大村湾内を想定、建設コストは数百億円を見込んでおり、国際会議場やショッピングモールなどのIRを構成する他の施設は現在、駐車場として使っている敷地に整備する方針。また、IRの運営に関してはノウハウがないため、海外の大手企業と共同事業で行うことも検討していく方針であると記事は続けている。
政府はIR実施法案の今国会での成立を目指しているが、全国の箇所数は最大3カ所としており、名乗りを上げている自治体による誘致合戦は、今後さらに激しさを増しそうだ。
参照元:https://www.sankei.com/economy/news/180521/ecn1805210002-n1.html