過去の失敗から進歩した強い企業への転職/パック・エックス
2016.07.25 / 連載[連載第18回]
パック・エックスキャリアアドバイザーが語る「転職のタメになる話」
「うわさに惑わされない。過去ではなく『今』を見ること」
こんにちは。パック・エックス、キャリアアドバイザーの耳塚です。今週も転職のタメになる話をしていきたいと思います。
パチンコ業界は広いようでとても狭く、企業の良い噂も悪い噂もすぐに流れていきます。それが事実でも嘘でも関係なく、話はどんどんと広がっていきます。今回はそんな噂やイメージに惑わされずに転職を成功させた方のお話です。
求職者イノウエさん(仮名)は、パチンコ業界での勤務経験はありませんでしたが、パチンコ店で店長経験のあるお父さんの影響を受け、パチンコ店の仕事に魅力を感じたことからパチンコ業界への就職を希望しました。
お父さんからパチンコ業界の仕事内容も聞いていますし、将来は転居を伴う異動もあることは重々理解をされていました。しかし、イノウエさんは夫婦ともども引っ越したばかり。勤務地について、引っ越したばかりということを考慮してくれる企業はA社とB社の2社のみでした。イノウエさんのお父さんは「A社には入社してほしくない」と言ってきました。なぜか。それは、業界歴の長い父親は「その企業の過去や噂」を知っていたからです。
しかし、イノウエさんは家庭環境や今後将来を考えたうえでもA社に入社したいという意思は固く「父をどのように説得するか」が最大の課題となっていました。結局、イノウエさん、A社採用担当者、私(耳塚)の3人4脚での〝戦い〟がスタートしました。
イノウエさん、A社採用担当者さん、父親の3者面談を段取り……
・イノウエさんの意思を改めて伝えること
・A社の過去や噂が事実であること
・それからの改善努力と今を知ってもらうこと
について説明の場を設けていただきました。
A社採用担当者さんが、過去から現在の状況を包み隠さず話し、会社の現場を直接見ていただきました。これまでの取り組みや改善方法について理解を得られたことで、イノウエさんは晴れてA社の正社員となることができたわけです。
昨今のパチンコ業界は、接客業の中でも抜群の接客力を誇っています。労務環境や社内制度が充実した企業もどんどん増えてきています。しかし、「どれだけ進歩したのか」については、現状を実際に見たり聞いたりしなければ、わかるはずもないのです。
企業選びという観点でも同じことが言えます。過去だけではなく、現状をしっかりと理解することでその進歩を感じることが出来ます。「風土や文化」は根付くものなので一朝一夕では変わりません。が、逆にいえばこの部分にメスを入れられる企業というのは、「何かしらの気づき」を得ているわけで、まさしく進歩している企業なのです。
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(企業プロフィール)
株式会社パック・エックス(http://www.pac-ex.com/)
キャリア相談件数50,000人、転職支援数30,000人の実績を誇るパチンコ業界に特化した業界随一の転職支援企業。有名法人や地域に根付いた地元有力企業など、常に1000件以上の求人が寄せられているサイト「パチンコキャリア転職」を運営している。20年以上の歴史があり、業界に精通したキャリアアドバイザー20名以上。全国47都道府県すべての地域で相談に対応する。