賞金総額1億円のパチンコ大会は可能か!?~その2~

2014.06.30 / 連載

5月28日のYahoo!トップニュースに「なぜ『賭け麻雀は違法』なのに『賞金総額1000万円』の麻雀大会はOKなのか?」のニュースが掲載されて、パチンコ業界でも大きく注目された。

詳しくは1回目の記事を参照

今回は麻雀大会ではなく、賞金1億円のパチンコ大会は開催可能か、風営法などパチンコ業界の法律に詳しい三堀清弁護士に話を聞いた。

「賞金1000万円の麻雀大会が実施できるのは、当事者同士が財物を賭けないことに加えて、風営法が適用されない業者が主催者となること、参加料を取らないこと、オープン(誰でも参加できる)な申し込み方法をとっていることにより、可能となっています。パチンコ大会を行う場合も同様です。18歳以上の参加者が遊技料金を払わずに無料で参加できる大会ならば問題ないと思います」

つまり、1億円という高額な賞金であったとしても問題ないと三堀氏は言う。

「オープンな大会で誰でも参加可能であれば、賞金の金額にも制限はありません。パチンコの遊技は18歳以上と定められておりますので、年齢制限を設ける必要はありますが、1億円でも問題はありません」開催場所としてパチンコホールで行うことは可能かどうかも聞いたところ、以下のように語ってくれた。「パチンコホールで開催するのは営業中は難しいと思います。お店が休みの日に店舗を借りて行うならば、問題ありません。イベントスペースのような場所に台を設置して大会を行うことも問題ありません。ただし、パチンコホールさんが主催者となって大会を行うことは難しいですね。triple aさんのような第3者が主催ならば開催可能です。ただし、第3者である主催者の運営するサイトに登録しなくては参加できないなど、利益を得るような条件を付けてはいけないです」とのこと。

遊技人口減少している中、ファン増加の起爆剤として、賞金総額1億円のパチンコ大会はやってみる価値があるかもしれない。

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