観葉植物でホールの生産性がUP!?

2014.09.02 / ホール

オフィスに観葉植物。

「そんなしゃらくさいことできねえよ」「水をあげるの面倒だ」なんて言うことなかれ。観葉植物はしっかり効果をもたらすという。

過去の研究では「オフィスに観葉植物を置いた効果」として、モチベーションの向上、労働満足度向上、生産性アップ、欠勤時間の減少、病欠率の減少、不安定性の減少などの効果がみられたらしい。

詳しいライターに話を聞くと「職場に花や観葉植物が置かれていると、男性社員から出されるアイデアが15パーセント増え、女性社員の場合は問題への対応が以前よりより柔軟になったという報告があります」と言う。

たしかに、コンクリートと鉄とプラスチックばかりのオフィスよりは緑があったほうが健全な感じがする。この「感じがする」が重要なのかもしれない。「マイナスイオン」という似非科学を堂々と言い張る本や雑誌、サイトもあるが、これも気の持ちようだ。思い込むこと重要なのだ。直接的には冬場の加湿効果があり、のどや気管支、乾燥肌、ドライアイなどの対策になるらしい。

一方でパチンコホールの事務所というと、タバコの煙とヤニとモニターの熱が籠っている印象が強い。現在は大手ではだいぶ改善されているようだが、やはり健全なイメージからはほど遠い。これはパチンコ業界の経済規模縮小に遠からぬ因縁があるのではないか。ユーザーは往時の3分の1にまで減り1000万人を割った、売上も同様に3分の2にまで落ち込んで約18兆円。何もしなければじり貧だ。

パチンコ業界に強い逆風が吹いている今、観葉植物を置いてみると思わぬ経済効果が生まれるかもしれない。

参考文献:岩崎寛・山本聡・権孝姃・渡邉幹夫 「屋内空間における植物のストレス緩和効果に関する実験」、近藤三雄,鳥山貴司 「室内等の緑によるVDT作業がもたらす視覚疲労の回復効果に関する実験的研究」、B.Cウォールバートン「エコ・プラント -室内の空気をきれいにする植物-」(主婦の友)など

 

パチンコホール, 観葉植物