虐待死を悼む4時間にわたる鎮魂の行進/全商協

2015.11.16 / ホール

11月15日、認定NPO法人児童虐待防止全国ネットワークが主催する、「第13回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会」が東京虎ノ門のニッショーホールで開催され、全商協の社会貢献委員を中心に、地区遊商の役員と事務局職員を合わせて16名が参加した。

市民集会は三部構成になっており、第一部が「子どもの虐待死を悼み、命を讃える」で、2014年の一年間に、虐待により亡くなった子ども達の名前や年齢、死亡原因などが読み上げられ、参加者全員による黙祷を捧げたのち、サックス奏者の小林洋平氏を含む13名の音楽家による、亡くなった子どもたちの命を讃える演奏が行われた。

第二部は、「SOSはなぜ、届かなかったのか」のテーマで講演が行われ、フリールポライターの杉山春氏が2つの痛ましい虐待死事件を振り返り、何故事件が発生したのか、その経緯や、虐待をした親の心意などに触れた。

第三部は「子ども虐待防止を訴える『鎮魂の行進』」で、当日の参加者のうち約100名が行進に参加。ニッショーホールから、新橋、銀座を経由し、ゴール地点の京橋区民プラザまでの約3.5キロにわたって行進を行い、約4時間を超える市民集会は終了した。

なお、当日の全体の参加人数は、全商協と地区遊商の役員と事務局職員の16名を含めた約350名。

全商協, 第13回子どもの虐待死を悼み命を讃える市民集会