若手を怯えさせる先輩社員の悪気ないじゃれ合い

2018.11.12 / 連載

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第79回「ベテラン社員同士の会話にご注意」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日はこんなお悩みが届いています。

Q、先輩社員同士の会話内容がとても下世話です。朝から下ネタは当たり前。社内の色恋話に変にちょっかいをかけたり煽ったりもしています。社歴の長い先輩たち同士の会話なので関係ないと言えば関係ないですし、セクハラだなんて言うつもりもないのですが、いつそんな話をふられるのかと少し構えてしまいます(20代・女性・一般)

A、中堅社員がいつまでも若手のつもりで会話をしてしまっている、ということはよくあります。

私も先日ふと、次の4月で新卒からちょうど10年だということに気づきました。当時の気持ちを思い返してみると、10年上の先輩なんて雲の上のような存在。大先輩です。でも、今の自分にそんな感覚はなく、20代前半の若手社員とそこまで離れていない感覚で話している。これは少し危険ですよね。

自分たちの中では今までの関係性があるし空気感もある。どんな話題もあけすけに飛び交っていた時期もある。今までは、それで良かったかもしれません。しかし、若手同士のじゃれ合いのような会話・今までのノリの延長線上での会話が、いつの間にか部下や後輩を不快にさせてしまっている可能性があるのです。

下世話な話だけでなく、使う言葉も同じです。冗談半分できつめの言葉を投げ合ったりしていませんか? 本人たちはそれでコミュニケーションが成り立っているのかもしれませんが、部下や後輩が聞いたら傷つく場合があります。

下世話な話が嫌いな人もいる。強めの言葉に怯える人もいる。いつか自分も同じようなことを言われるんじゃないかと委縮する人もいる。些細な負の積み重ねが、ある日突然爆発する場合もあります。

先輩社員の皆様。

社内での会話は、第三者の耳を意識するようにしてください。部下や後輩からしてみれば自分はいくつ上なのか。自分が若手だった頃、同じくらい離れてた上司や先輩はどう見えていたのか、そこを意識して過ごすようにしてくださいね。

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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