神保美佳コラム「BRAVE10の真空タンブラー」

2014.10.20

第12回 神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

CR BRAVE10の真空ステンレスタンブラー

 パチンコでタイアップが始まったのは、1992年から。それ以降、様々なジャンルのコンテンツとコラボした台が続々と登場して来ているのは、ご存知の通り。しかし中にはA社から登場したものがB社に移ったり、さらにパチスロでC社に渡ったり…と、いわゆる「使い回し」も出て来ているのですから、そろそろ底をつき始めているのだろうか? と思ってしまいます。

 そんな中、最近では「知る人ぞ知る」系とでも言ったらいいのでしょうか、ライトノベルだの深夜アニメだのといった、割と狭いジャンルのコンテンツまで引っ張りだされるようになり、普段アニメなど全く見ない私にとっては非常に難解な状況となっております…。

 前置きが長くなりましたが、今回取り上げる高尾の「CR BRAVE10」のコンテンツであるコミックも、生まれて初めて知った作品。説明によれば、長野県上田市とコラボしているそうで、地方興しにも一役買っているようです。そんな機種の販促品として配られた「真空ステンレスタンブラー」(写真1)ですが、…はて、どこが「真空」なのでしょうか? 見た目は金属でできたフタなしのコップなのですが。

 で、説明を読んでみると、どうやら内部(側面)が二重になっており、その間が真空断熱構造であるおかげで、冷たいものや熱いものの温度が変わりにくくなっているそうです。このアニメは忍術も関係しているため、箱のサイドに「伊賀正統水術奥義・無限保冷」と書いてあるのも、納得です。

 また写真2のように、タンブラーにちゃんと「TAKAO」というメーカーロゴが印刷してあるのも、マニアとしては好印象。意外にこういう細かいところまでは、手抜きになってしまいがちですから。全体的な渋い色味といい、使い勝手が良さそうなグッズといえますね。

 ちなみに、水分を入れたりするグッズとしては、タンブラーよりも水筒系のものが多い気がします。写真3では、手近にあった「水筒もの」を2つ写しましたが、右は「CR舞Hi-ME」そして左は「CR墓場鬼太郎」の販促品。両方ともコーヒーなどを入れて飲むもので、こうした手軽な品が主流になっています。もっとも、私は使わず保存しているため、半分くらいは(コーヒーを飲むものだろう)といった想像で書いているので、違っていたらすみません(笑)。

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神保美佳

1990年、パチンコ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

 

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