神保美佳コラム「パチンコグッズ・パラノイア」

※4月11日、タイトル・企画内容を変更しました
第５０回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

　いつもご愛読有り難うございます。今回から、神保が担当するコラムのタイトルを「展示会おみやげ品評会」から「パチンコグッズ・パラノイア」に変更させて頂きました。内容もこれまでの「展示会みやげ」に加え、私が所蔵する「様々な販促品」を、季節や時事ネタなどに絡めて様々な視点でチェックおよび実験（…実験？）したりしつつ、ご紹介をしていきたいと思っておりますので、今後もよろしくお願い致します。

　…と、リニューアルのご挨拶をしてはおりますが、とりあえず今回は展示会みやげの話題です（笑）。

　今回ご紹介するのは、先日開催されたタイヨーのパチスロ『コクッチーブラック』プレス発表会にて配布された、特製「ブラックサンダー（写真1）。メーカーである「有楽製菓」のサイトによれば、大人気菓子「ブラックサンダー」のパッケージをカスタマイズできる「MYブラックサンダー」というサービスがあるそうで、筐体やキャラクターの模様が入った外観になっています。

　…これは、いい！　前回も書いた通り、マニアにとっては既製品にメーカー名や独自のキャラなどが入っている「ダブルネーム」こそが、貴重なグッズなのですから。確か、こういうパターンはまだまだ所蔵品の中にあったはず…と、ゴソゴソ探してみたところ、思わぬモノを見つけてしまいました！

　それが、写真2の「ドンちゃんビスケット」です！　このビスケット、正直どのような経緯で入手したのかすぐに思い出せないのですが、注目すべきは箱の左上に添えられた「YURAKU」の文字であります。この名前…ブラックサンダーの有楽製菓と関係があるのでは？　と思ったのですが、先ほどのブラックサンダーを見ると「ユーラク」というロゴなので、若干違う。ノベルティ関連のメーカーは多数ありそうですから、違う会社である可能性もあります。

　そこで、メーカーサイトをもう一度チェックしてみたところ…歴代「ブラックサンダー」の2000年バージョンのパッケージに「YURAKU」のロゴが！　…これは、同一会社であると確定してもいいでしょう（ガッツポーズしながら）。

　で、せっかくなので気になる「ドンちゃんビスケット」の中身もチェックしてみることにしました。未開封の箱を思い切って開けてみると、写真3のように、出るわ出るわ…ビスケットが合計14枚、ドンちゃん関連ミニフィギュアが7体！　どうりで箱が大きめだと思ってたら、もんのすごい大盤振る舞いではありませんか。しかも、けっこうクオリティ高い。ちなみに、ビスケットのお味の方も試したかったのですが、賞味期限が「2004年2月5日」でしたので、そっと箱に戻しておきました。

　いや〜、偶然とはいえすごいグッズを発見して、今回は大満足でしたね。写真４のように並べてみると、どこかつながりがある（笑）両者ですから、感慨もひとしおです。この調子で、今後も自分自身すら忘れかけているような（？）ビッグなネタをご紹介していきたいと思います！

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神保美佳

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」（白夜書房）、「パチンコ年代記」（バジリコ）など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。