神保美佳コラム「暖かいお風呂が楽しくなるグッズ特集」

第８８回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

今年も……いや、今年は異常に寒い日が続いていますね。都内では2回降った雪がまだ残っているエリアもありますし、日本海側ではかなり厳しい寒さと雪が続いているようです。

そんな季節に恋しく恋しく思うのは、やっぱり暖かいお風呂でしょう。ということで、今回はお風呂で使いたいグッズを集めてみました。

まずは、お風呂に持ち込むのは「手ぬぐい」ですよね。写真1は、2000年代初期に西陣が配布していた手ぬぐいの数々。通常、こうしたものは四角く折り畳まれて袋に入っていたりするパターンが多いのですが、左側は『CR富嶽』の絵馬そして右側は宝船の形にわざわざ折ってあり、非常に凝ったものだな〜と感心した覚えがあります。

いずれも、もちろん手ぬぐいとして使えるものではありますが、マニアにとってはやはりこの状態をほぐしてしまうのは忍びなく……。手ぬぐい状態の写真はありませんのであしからず。あ、その代わりと言っては何ですけど、絵馬の方の裏側がどうなっているかといえば、写真2の通り「西陣　ソフィア」の連名プリントがほどこされていました。絵馬の形はしていても、願い事を書けたりはしなかったようですね。

続いて、お風呂で体を洗うスポンジ関係。これはけっこう珍しいものではないかと思いますが、まさむらの羽根モノ『ぴーちゃんランド』の「泡ぐるみ」なる販促品がありました（写真3）。説明書きによれば、ぬいぐるみに石鹸かシャワージェルを付け、よく泡立ててから体を洗うとのことですが、そもそもパチンコの販促品でなぜこんな可愛らしいものが……（笑）？　という疑問が頭をよぎります。羽根モノの販促品自体少ないこともあって、貴重な存在となっています。

さて、最後はゆっくり暖まるための入浴剤です。こちらはかなり沢山の種類があるため迷ったのですが、見た目が可愛い女の子の方がいいかなと思い、写真4の『CRぱちんこアバンギャルド』入浴剤セットにしました。この機種は、小倉優子や眞鍋かをりなど、可愛くセクシーな女性アイドルが多数登場するだけあり、小袋にも彼女たちの笑顔が多数プリントされています。そして香りも檜や柚子などではなく、イチゴやピーチ、ライムといった女性っぽいものばかりというのも、よく考えてあるなと思います。

今や小倉優子が「好きなママタレNo.1」に選ばれるなど、彼女たちもお母さんになったりしているだけに、改めてこうした販促品からも時代の流れを感じてしまいます。ただ10年前の機種ゆえ入浴剤としては使えませんので、香りのレポートができないのが少しだけ残念です。


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神保美佳（じんぼ・みか）

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」（白夜書房）、「パチンコ年代記」（バジリコ）など。ブログ「Pachinko MANIAC