神保美佳コラム「おめでたい“升”大集合!」

2018.01.02 / 連載

第87回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

2018年、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願い致します。

さて、お正月などおめでたい時によく見かけるイベントが「鏡割り」。パチンコ業界でも行われることが時々ありますが、そうした時に配られるのが記念の「升」です。そこで今年一回目は、これまでに集めたメーカー関係の「升」をいくつかご紹介します。

写真1は、2001年5月に開催されたサミーの東証一部上場&新工場落成記念パーティーで配布されたもの。私が持っている一番古い升になります。写真の通り、記念の日付や項目だけでなく、ちゃんとメーカーのロゴマークも焼き付けてあるのが、マニアにとって非常に嬉しいポイント。この升で飲むお酒は、どれだけ美味しいことでしょう……! と、お酒が苦手なくせに想像してしまいます。

続いて、2001年に入手した2種類の升を順番に紹介します。まずは西陣の寿マーク入り升(写真2)。これはお正月に『CR富嶽』発売と鏡割りを兼ねて行われたイベントで配布されたものですが、見ると升には手描きで「西陣」と入っています。マニアとしては、この部分と機種名も入っていないのが残念なポイント。

それから、同年に入手したのが写真3の平和『CR和風彩祭』の升。和風な機種に合わせた演出の一つとして配布されたものですが、他のものと違いプラスチック製で漆器っぽい感じに仕上がっているのが特徴です。サイドに機種名が入っているのはいいものの、メーカーロゴはなく上部に「平和のパチンコ」という文字が。……う〜〜む、マニア的に微妙なラインですね(笑)。やはり、ロゴマークを入れてほしかったなぁと思います。

最後は一番新しいもので、2009年に入手したニューギン『CR花の慶次〜斬〜』の升(写真4)です。この時も発表会が新年早々だったことから、鏡割りや升のふるまいがありました。何度か書いている通り、こだわりの「メーカーロゴ」も機種名もちゃんと入っていて一安心。さらに、サイドには家紋も入っているのが嬉しいですね。

そんなわけで、おめでたい升はいくつあってもいいものです。ぜひ今後も業界がこうしたものを沢山ふるまえるように、祈っております!

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神保美佳(じんぼ・みか)

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC

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