神保美佳コラム「黄門ちゃまラーメンセット」

第１５回　神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

パチスロ黄門ちゃま喝のラーメンセット

　最近、都内でも最低気温が一桁になることが増え、本格的な冬到来となりました。そうなると鍋料理やおでん、ラーメンなどが恋しくなりますが、今回平和がやってくれました（笑）！　「パチスロ黄門ちゃま喝」の展示会みやげに、ラーメンとどんぶりセットが配布されたのです！

　写真1のような、ちょっと別の機種を連想させるパロディ感覚いっぱいの箱を開けると…黒いボディの底に「喝」と書かれたどんぶり、そして「運麺」なる特製醤油ラーメンが入っていました（写真2）。平和はこれまでにも、記憶にある限り「縁起マンカレー」やら「ラッキーシアターポップコーン」といった、機種をモチーフにしたオリジナル食品を販促品にしたことがあり、今回もそうしたノリが感じられます。

　ちなみに、パッケージに「日本ではじめてラーメンと食べたのはだ〜れじゃ？」というクイズのような文面が添えられていますが、まさかこれで答えが「福沢諭吉」などというワケはなく、黄門ちゃまこと水戸光圀が答えであることは、明白であります。今回の販促品がラーメンというのは、そこから来ているのでしょうね。

　さて、ラーメン系の機種や販促品といえば真っ先に思い出すのが、サンセイR&D「CR出前一丁」の、出前一丁＆どんぶり＆れんげセットです（写真3）。このタイアップ自体ビックリしたものですが、おみやげもちゃんと「おかもち」の形をした入れ物の中に、出前一丁や特製どんぶりが入っていて、本当に感動しましたね。この他にも、ロデオのパチスロ「疾風（かぜ）の用心棒」販促品でも、プレミアム画面に出て来る「当」の字が書かれたラーメンどんぶりが出されたことがあります。

　一方、ラーメンもので販促品の箱がいかにも…の形をしていながら、全然違うものが入っていたのがサミーの「CRラーメン倶楽部」おみやげでした。写真4のとおり、けっこう大きめの箱を開けると、ラーメンとは関係ないセロテープ＆カッターとメモ帳が入っており、ガッカリしつつも〝変り種〟として保管しておいた経緯があります。まぁ今回こうして紹介できたので、よしとしましょう（笑）。
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神保美佳

1990年、パチンコ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」（白夜書房）、「パチンコ年代記」（バジリコ）など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。