神保美佳コラム「義風堂々のチロルチョコ」

2015.08.03

第34回神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

 突然ですが、人って「ギャップ」に弱いところがありますよね? 例えば強面の男性が、いざ喋ってみると人なつこくて面白かったり、無愛想と思っていた女性が実は、笑ってみると笑顔が素敵だったり。逆もまた、しかりですが。私も実は、そういうギャップに敏感なところがありまして、こういうコラムのネタなんかにもよく使わせてもらっています。

 で、今回取り上げるのはニューギンの『CR義風堂々!!〜兼続と慶次〜』の販促品の「チロルチョコ」です(写真1)。この機種は同社の大ヒットシリーズ『花の慶次』の、スピンオフ的なサイドストーリーが描かれており、戦国時代に莫逆の友と言われた直江兼続と前田慶次が主役となった、多数の熱い演出が見どころとなっているそう。

 しかし、そんなハードな雰囲気の機種の販促品が「チロルチョコ」という、妙に可愛いネーミングであるところに、まず私は引かれてしまいました(笑)。まぁ、チロルといえば自由なデザインが出来ますから、こうした販促品にピッタリなのでしょうね。…そんなことを考えていた私でしたが、とりあえず1個開けてみた瞬間にも、ものすごいギャップが!

 写真2の通り、中に入っていたチョコレートまではさすがに慶次のイメージで作れなかったらしく、子供向けの家のようなマークがついてたんです! なんだか、すっごく面白くてギャップ萌えな感じです(笑)。ちなみに味は、中にトロッとした舌触りのチョコが閉じ込められているもので、もちろんすごく美味しかったですよ。

 さて、見た目や味をジックリと楽しんだ後は、包み紙をチェック。写真3のようにしっかりと伸ばしてイラストなどを楽しむのが、マニアというものです(きっぱり)。こうして見ると、けっこうカッコいいデザインになっているんですね。

 が、ふと「カロリー」表示を見てビックリ。小さいチョコなのに、58kcalもあるんです! てことは、4つ食べたら230kcalをオーバー…。おやつにしては、ちょっと危険なレベルに行っておりますので、1個ずつじっくり食べて行きたいと思っています、はい。

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神保美佳

1990年、パチン コ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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