神保美佳コラム「意外にあった!? お面コレクション」

2017.02.28 / 連載

第66回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

先行導入されたパチスロに続き、パチンコも近く開店となるDaiichiの『おそ松さん』。昨年このコラムでは、発表イベントで配布されたバッグをご紹介しましたが、パチスロのカタログもちょっと変わっていたので、遅まきながら取り上げておこうと思います。

写真1はカタログと付属品? でして、顔の形に切り抜かれた厚紙が、一カ所で留められています。扇のように開くと写真2のようになっており、どうやらこれらを切り離して耳部分に空いた穴に付属のゴムを通せば「お面」になるとのこと。ちなみにカタログでもあるので、裏側には写真3のようにゲーム性などがプリントされています。

このカタログ、グッズとしてもなかなか楽しめるようになっているのはいいのですが、何となく「使うシチュエーション」が見えて来ないのは私だけでしょうか…(笑)? そもそも最低6人いないと「おそ松さんごっこ」ができないしなぁ…? と、思ったものの、ホールの店員さんが頭に付けたりしてもいいわけですし、何かしらの用途はあるのかな…?

そんなことを考えつつ、まさかの「お面グッズ」が他にもあったのを思い出しました(しかも複数)。ごそごそ探して発見したのが、写真4の『CRフィーバー大夏祭り』関連グッズのお面です。これは2008年にSANKYOがファン向けに開催した「一日限りの大夏祭り」というイベントに行った際、頂いたもの。シリーズおなじみ「花菱一家」の顔がお面になっていて、かなりリアル。ここまでのものを作ってしまうのはすごいと感心したのを覚えています。

そして写真5は、2008年に登場した、ニューギンの『CR GO!GO!郷セカンドステージ』関連のお面。正確にはパチンコ自体の販促品ではなく、前年に行われた郷ひろみのパチンコファン向けコンサート会場にて配布されたものになります。このお面を何に使うかというと、最後に会場全員で記念撮影する際、ファンがかぶって本人の背景で盛り上げる…という仕掛けになっていたのです。

とはいえ私は取材で行っていたので、未使用のまま保管してあったというわけです(いや、どんなシチュエーションでも使わなかったと思います、はい。笑)。またこのお面には、首から下げる赤いストラップも付随していて、そこにちゃんとニューギンのロゴが入っているのもマニアとしては嬉しい。お面という意外性のあるグッズですが、今後も色々出て来るといいな〜と思っています。

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神保美佳(じんぼ・みか)

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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