神保美佳コラム「リアル鬼ごっこの、ご飯&ふりかけ」

2015.07.27

第33回神保美佳のマニアックコラム「展示会おみやげ品評会」

 私は不思議でした。今回取り上げる『CRリアル鬼ごっこ』の原作についてなんですけど、どうして「佐藤」という人ばかりが出て来るのか…? そうしたら、その謎がパチンコを試し打ちして解明。どうやら、「佐藤」という名字が多すぎるので、減らすために鬼ごっこをやるのだそうです。

 何だか、荒唐無稽のようでいて理にかなっているようでもありますが(笑)、じゃあ「鈴木」さんはどうなんだ、とか余計なことを考え始めてしまいますので、とりあえずは展示会で頂いたおみやげについてです。写真1は、頂いた箱を上から写したもの。これをひっくり返すと…

 写真2のような、映画の宣伝がプリントされていまりた。新作映画では佐藤さんではなく、女子高生がターゲットになっているというのが話題になりましたね。ちなみにこの箱、やや重量感がある上に揺らすと中から「サラサラ」という粉のような音が聞こえて来るではないですか。粉状のものが入っているのかと思った次の瞬間、思い浮かんだのは

「佐藤」→「砂糖」

 こんな、ダジャレ。そうだ、高尾だしきっとそうに違いない! 胸に溢れる奇妙な自信とともに、早速箱を開けてみることにしました。

 が、中に入っていたものを見てビックリ(写真3)。佐藤は佐藤でも、砂糖ではなく「サトウのごはん」だったとは(まぁ、ダジャレではあるんですが)。そして、粉状の音の正体は「ふりかけ」だったんですね〜。いやぁ、やられた(笑)!

 ということで、ご飯は有り難く食べさせて頂くとして、こういうご飯モノのおみやげって、けっこう珍しいと思いますね。記憶にある中でも、2003年に業界が開催した合同展示会のおみやげで、日工組(=パチンコメーカーの組合)のシールが貼ってあるだけというレトルトご飯(写真4)が配られたことがありましたが、他にはほとんどなかったと思います。

 後は、前に取り上げましたがサミーが『北斗の拳』発表会で、「ななつぼし」のお米を配ったこともありました。まぁいずれにしろ珍しいグッズであるゆえ、ご飯を食べられるという喜び以上のものがあることは、間違いありません。今後もこういった美味しいサプライズを、ぜひお願いしたいところです。

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神保美佳

1990年、パチン コ好き が高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一 般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に 「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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