神保美佳コラム「ちょっぴり嬉しい小冊子」

2016.08.30 / 連載

第55回神保美佳のマニアックコラム「パチンコグッズ・パラノイア」

 皆さんは、ホールでパチンコやパチスロを打つ時小冊子(ミニパンフ)をもらいますか? 私は…もちろんコレクションの一つとしてキープしています。多分出始めの頃(最初の小冊子は、1994年頃のパチスロ『アラジンマスター』のものと記憶しています)から集めているので、段ボール箱数個に溜まるほどの量になっておりますが…。

 それはともかく、最近もらって嬉しかったのが山佐のパチスロ『スーパープラネットデラックス』の小冊子(写真1)。ご存知の方も多いでしょうが、オマケでプラネット絵柄のステッカーがついているんです! しかも大中小と7枚もあるので、スーツケースやパソコン、スマホなどなど色々なものに貼って楽しめそうなのがいいですね。

 こういうちょっとおトクな感じの小冊子、たま〜にではありますが、発見すると嬉しいものです。ということで、今回はちょっぴり嬉しかった小冊子をいくつか探してみました。まず、オマケ系というか「何かがくっついている小冊子」を集めたのが写真2。上が『パチスロ機動戦艦ナデシコ(絵葉書付き)』、左が『CR戦国乙女3 乱(キャラステッカー付き)』、そして右が『CRほしのあきの胸キュンパラダイス(袋とじグラビア付き)』となっていて、コレクターには価値ある逸品だったと思います。

 そして、使えるタイプの小冊子が写真3。これらは90年代後半頃の機種のものなのですが、当時普及し始めた携帯電話用「着メロコード」が付いているんです。…何のこっちゃ? な、若い方に説明しますと(笑)、当初着メロはダウンロードするのではなく、ボタンを押してメロディーを打ち込まねば使うことができず、そのための番号表…といったところでしょうか。特に平和の『CRドルフィンリング』の方はオリジナルメロディーでしたから、マニア度も高かったと思います。

 最後におトクというか太っ腹だった小冊子が、写真4の『CRフィーバー空手OH!』のもの。サイズ的には小さな紙を二つ折りにしただけで、情報量も予告とリーチがさらっと載っているだけなのですが、最後のページに特製腕時計プレゼント、しかも1000名にドーンとあげちゃうという告知が! 実機の台数から当選者の割合を考えると当りやすいかは微妙ですが、当時(1999年)はまだ小冊子が広く普及していなかったことを考えると、案外当選期待度は高かったかもしれません。

 小冊子は、そのほとんどが「実機の設置が終われば用済み」であるがゆえ、ちょっとした工夫やオマケがなおさら嬉しいもの。また機会があれば、変り種や面白い小冊子を特集したいと思います。


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神保美佳(じんぼ・みか)

1990年、パチンコ好きが高じてOLからパチンコ業界誌記者に転身。93年にフリーとして独立。以降、「パチンコ必勝ガイド」やスポーツ新聞、一般誌、業界誌などで活躍。パチンコ関連グッズコレクターとしても有名で、これまでにパンフレットや遊技機の部品、展示会のお土産など数千点を収集。著書に「パチンコ大図鑑777」(白夜書房)、「パチンコ年代記」(バジリコ)など。ブログ「Pachinko MANIAC WORLD別館〜気まぐれ日記〜」も随時更新中。

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