百貨店の閉店最終日を見学して学んだホール企業3社14名の面々…その②

2019.10.19 / コラム

寄稿の途中で、このようなニュースが飛び込んで来た。

セブン&アイ・ホールディングスは、国内のコンビニで今後1000店舗の閉鎖・移転を実施することなどを含めた事業構造改革を発表した。また、2022年度までに自然減を含めて、そごう・西武1300人、イトーヨーカ堂で1700人の計3000人の削減に踏み切ることを発表。

高島屋は10月11日、港南台店(横浜市)を2020年8月に閉店すると発表した。
また、子会社の米子高島屋(鳥取県米子市)の全株式を2020年3月に地元で商業施設を運営する企業に売却することも明らかに。

両店ともに収益の改善を目指したが、採算が取れなかったと。

これは、百貨店ビジネスや総合スーパービジネス以外に、コンビニビジネスにも陰りが見えて来たと言うニュースだ。

長年つづくビジネスモデルの大半は、修正に修正を重ねて綿々とつづくものだ。

百貨店ビジネスの崩壊は日本だけではない。世界的にが始まっている。

今年1月、ニューヨークの目抜き通り五番街にある、二つの老舗百貨店が相次いで店を閉じた。
共に100年以上の歴史を誇るヘンリ・ベンデルとロード&テイラー。5番街でも淘汰される百貨店。

消費者の消費行動の変化に、百貨店を始めとした小売業が世界的に追いついていない。

ホール業界も同じで、消費者の消費行動に追いつかないと、4円20円の遊技人口は増加しない。

ホール業界の皆様で、自店舗の完全閉店を経験したことがあるのは、何人くらいるだろうか?

私は過去に自店舗閉鎖の経験はないが、閉鎖の流れをつぶさに見てきたことは2度ある。

百貨店の閉鎖、ホールの閉鎖、ともに人間模様が見える。

もし、パチンコ日報を読む業界人の皆様の店舗や会社で、店舗閉鎖が起きたら、どんなことが起きるか、何が起きるか想像したことはあるだろうか?

つづく






オリジナルサイトで読む