消費税10%時代、スロットは50枚か46枚か

2019.10.05 / コラム

サン電子主催の「6号機の効果的活用術」より

ユニークワークスの上田健介ゼネラルマネージャーとメイドインサービスの飯田信一常務が各テーマに沿って持論を展開した。

テーマ1
消費税増税後のホール経営

■外税反対派 上田氏

スロットの貸し出し枚数で47枚と50枚の店がある。1枚減らすと2%の粗利が増える。1000回転回すお客さんと3万円使って帰るお客さんでは後者の方が多い中で、50枚の方が稼働がいいデータがある。

47枚も50枚も台粗はほぼ一緒。

外税のメリットは同じ売り上げで利益が取りやすい。設定も入れやすい。

一方、デメリットは8%の稼働差がある。現金を入れた時に払い出し枚数が少ない。関西では再プレイ比率が高い。負けた理由を47枚にする。

外税のメリットはホールにはあるが、ユーザーにはデメリットになる。ユーザーにメリットがある仕掛けが必要。ユーザーにとっては外税は値上げになる。

外税は稼働よりも粗利を取りたい場合はハマる。しかし、粗利確保はユーザーデメリットが多い。稼働が落ちる閑散期に外税は集客手段にはならない。

■外税賛成派 飯田氏

消費税が2%上がって10%になる。貸しメダルは最大46枚にすることができる。私は上田さんの意見とは反対で基本的に47枚の方が稼働がいい。地域性はあるがTRYSEMのデータでも外税の方が上がっている。これは立地で状況が変わる。

46枚貸しでメダル1枚の価値が敏感に感じられる。スロットユーザーは借りる時より、交換の時に価値を感じる。今後は46枚を考えていただきたい。併せて貸し出し枚数と交換率も考えなければならない。非等価にシフトしなければならない。Reゼロは設定を入れなければ稼働しない。中小ホールは設定をいかに使うかがカギになる。設定を入れるためにも、粗利を確保するためにも交換率の変更を視野に50枚より、46枚。

大阪では46枚貸し出しの52枚返し。5.65枚交換で11.3割。最大6枚交換で設定をどれだけ使うかがポイントになる。

ただし、消費税増税後の10月からいきなりスタートするのは危険度が高い。ほとんどが旧基準機の中で、貸し出し枚数、交換率の変更は危険。時期は12月の旧基準機撤去後でもいい。

年明けの後出しジャンケンでもいい。競合店の状況を判断して考えること。

来年は機械のスペックが徐々に上がっていくはず。機械の実績を見てからでも遅くない。











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