業界はフルモデルチェンジを/全遊振

2015.10.19 / ホール

全国遊技ビジネス振興会(全遊振)は東京・上野のホテルパークサイドで第3期第8回例会(勉強会)を開催。この日の例会では、混迷を深める遊技業界の将来を見据え、財務・人事・営業の各分野から講師を招聘し、講演を聞いたことが分かった。

財務では都市部のグレードの高いオフィスを資産運用する区分所有オフィスのスキームについて株式会社ボルテックスの宮沢文彦代表から。人事については、新卒採用の状況と新卒者マッチングサービスを手掛ける株式会社DEiBA Companyの清水達也代表からそれぞれ商材が紹介された。営業については株式会社トータル・ノウ・コネクションズの高橋正人代表より「BY2%の真実」と題した遊技機オペレーションに関する話があり、今般、行政から射幸性の抑制、遊技くぎに関する指導がある中で、パチンコの基本性能が変化するポイントと、営業シミュレーションが伝えられた。

冒頭、同会の三井慶満会長から開会の挨拶を兼ね、業界動向に関する話があった。三井会長は「旧基準機の取り扱いについて状況がはっきりしてきた。業界はフルモデルチェンジをせまられている。車に例えるなら高級スポーツカーから大衆軽乗用車へと変わらざるを得ない。それで既存の顧客がついて来られるのか」と危機感を口にし「本当の企業防衛が必要になる」と、経営体力が問われる時期が訪れると予見を語った。

※写真は三井慶満会長

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