時代遅れの広告宣伝規制の撤廃を 下

2019.09.10 / コラム

どの台が出やすいとか、本日のサービスコーナーはココですなどの宣伝ぐらいは、それこそ客商売の基本じゃないのか。

これがけしからんということになると検定を受けた遊技機本来の性能「著しく射幸心をそそるおそれの無い」範囲内でのサービス調整を告知することが「著しく射幸心をそそるおそれがある」営業と見なされるというのは、それこそ本末転倒と言えよう。

著しく射幸心をそそらない遊技機をわざわざ設置して営業する中で、どの台が出やすいか出にくいかそれを告知するしないは、そのホールのサービスや営業戦略のの一つであって当局が介入するようなことではない。

この本末転倒の広告宣伝規制という風適法施行規則やこれに伴う解釈基準、告知、通知等はぜひ直ちに見直して頂かなければならない。

どんな商売でも宣伝広告するな!となるとその産業自体が活性化しなくなるのは当然のことだ。

自由で公正で活発に競合して、お客様にできるだけ多くの選択の余地をご提供し、パチンコによって「国民に日々のストレス解消と明日の勤労意欲の増進に寄与する」ことを実現していかなければばらない。

当局を批判してるんじゃない。

そもそもこういう馬鹿げた広告規制が設けられたのも、パチンコ業界側に大きな責任がある。

これまで射幸性の高い台を市場に大量送り込み100万円勝った、20万円負けたとかとんでもない遊技機でお客を煽って「著しく射幸心をそそる行為を実行」してきたのも事実だ。

この基になった遊技機ははっきり言って確信犯! 要するに公安委員会の検定制度を騙して認可を受けたものだった。

それが発覚すると当局が規制した。
そんなことが20年以上何回も散々繰り返されてきた。

そして、昨年約33年ぶりに遊技機の性能に関する大幅な規則改正が行われたのだ。

このような騙し騙されの末に営業者に対してもやむを得ず平成24年にホールの広告宣伝規制となってしまった。

そもそも遊技機の型式試験制度や検定制度を騙したのは遊技機メーカーであって、当局ではない。
メーカーさんは大いに反省して頂きたい。

ここで申し上げたいのは、既に遊技機の性能は「射幸心」とは程遠いものとなっており、どの台をサービス台にするか、どのコーナーをサービスコーナーにするのかを宣伝することが、必ずしも「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」とはもはや言えない。

また、「著しく射幸心をそそるおそれのある営業」というのには相当な無理が生じてしまうのだ。

仮に宣伝や広告等で指定された台が多く玉が出たとても、それは既に大幅な出玉規制を受けた所謂ショボイ出玉の遊技機であり、「著しく射幸心をそそるおそれのある行為」とは到底言えないのである。

また、特定の日とか機種とか、台とかを広告宣伝によって指定したとしても、結果的に玉が出るか出ないか、仮に出たとしても当局の認可した性能内の出玉であって、完全に「著しく射幸心をそそるおそれのない」ものなのだから。

従って、既に時代に合致しない広告宣伝規制は撤廃して、営業者のサービスや広告ぐらいは自由にさせるべきであろう。

嘘偽りや過大広告があれば、消費者庁や公共広告機構などが違法広告宣伝事案を扱う部局でいいのではないか。

おわり






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クレティ4年以上

規制してると、チラシ屋だとか、いろんな事業にも影響ありますからね。
昔のように、楽しまさせてくれるパチンコ、パチスロを改革して欲しいですね。

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