山口組分裂で警視庁が対策室設置

2015.09.04 / ホール

気になる住吉会と稲川会の動向

9月3日、山口組分裂をめぐる動きについて、警察庁の金高雅仁長官は「市民生活の安全に万全を期し、暴力団壊滅に向けて取り組みを一層推進する」とコメントし、これを受けて警視庁では総合対策室を設置した。

東京都内の暴力団勢力について、詳しい記者は言う。

「都内の山口組傘下の勢力は1000〜1500人規模とみられます。山一抗争のときのようなドンパチは考えにくいのですが、一応対策はしているというポーズのために警視庁は総合対策室を設置したのでしょう。それよりも、警視庁が注目しているのは住吉会と稲川会の動向です。住吉会は山口組本体とは敵対関係にあるとみられていましたが、今回脱退する山健組とは兄弟関係にあります。さらに山口組3代目時代から友好関係にある稲川会がどちらを支持するのか。在京2団体に注目が集まっています」

パチンコ業界関係者は今一度、暴排を再認識する必要がある。

 PiDEA.webでは2015年1月号で掲載した「パチンコホール暴力団排除 仁義なき戦いの歴史」を緊急企画として掲載する。

住吉会, 山口組, 稲川会