展示会ついでに寄ってみたい東上野グルメ第5回伊豆栄

2014.05.30 / 連載

上野の老舗うなぎ割烹で高級「うな重」をいただきます

読者の皆様日々の業務お疲れ様です。エンゲル係数激高のムダ飯食らい旧ペコペコ侍です。よろしくお願いします。「展示会ついでに寄ってみたい東上野グルメ」の第5回は、創業260年の老舗、うなぎ割烹「伊豆栄 本店」を紹介します。「庶民的な料理ばっかりで飽きた。たまには高級食材でいこうよ」と編集部デスクに笑顔で言われたので、今回は「ついでに寄ってみたい」なんて気軽に言えない高級店に行って参りました…。

京成上野駅の正面入り口を右に出て不忍通り方面に、2〜3分ほど歩くと和風な雰囲気のビルが見えてきます。大きく「伊豆栄 本店」の看板が出ているので迷うことはないと思います。

こちらのお店は冒頭でも書いた通り、歴史と由緒ある鰻割烹料理店で、食べログで3.54と高評価のお店です。展示会帰りについでに寄ってみたいというよりも、大事なお客様との接待で使うほうがおすすめです。

鰻割烹料理ということで、うな丼やうな重に加えて、白焼きや会席コースも堪能できます。鰻は「裂き三年、串八年、焼き一生」といわれているほど、技術が要求される料理。同店は江戸中期からこの技術を継承しているそうです。

詳しくはこちらをご覧下さい。

http://www.izuei.co.jp/about/

で、今回は本企画のために、名店に来たわけですから一番高い「うな重 特上」を頼もうと勢い良くメニューを開きました。何かおかしいです。メニューを見ると、「松」(2700円)、「竹」(3780円)、「梅」(4860円)と書いてあります。松竹梅なんてあまりなじみないですけど、松が一番良かったような記憶があります。お店の方に聞いてみると「確かに普通は『松』が一番お高い物を指すのですが、私どものお店では、社長の意向により、安いと思われるものこそ一番美味しくあるべきだということで、『梅』が一番良いものとなっております」とのこと。よくわからない理由ですが、メニューを見ずに「松3つ」とか注文しないよう注意が必要です。

お店の人から聞いた通り、せっかくなので「うな重 梅」(4860円)を注文しました。待つこと15分。きれいな重箱に入った「うな重」の到着です。約5000円もするわけですから、テンションが上がります。蓋をあけると、タレと焼いたうなぎの香ばしい匂いが鼻腔をくすぐります。箸をつけるとうなぎは非常に柔らかく、簡単に切れます。見ているだけでも幸せな気持ちになる料理は久しぶりです。

値段だけでなく味も確かに一級品だと思います。うなぎはふんわり柔らかく、タレは甘すぎず、ご飯も絶妙な炊き加減ではないでしょうか。ご飯は+100円で大盛りにしましたが、食いしん坊の自分には物足りない量でした。「もう一杯おかわり」と言いかけましたが、値段を思い出して、今回は我慢しました。展示会帰りに上野のパチンコホールで万枚でも出した後ならば、おかわりしても良いでしょう。

大事な取引先との会食、本命の女性をもてなす時などなど、重要な食事の場を考えている方は、こちらのお店を一度活用してみてはいかがでしょうか。

文責:旧ペコペコ侍

グルメ, 伊豆栄, 旧ペコペコ侍