就職先がパチンコ店ということ

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第82回「パチンコホールで働く1年目モヤモヤ女性社員」

皆様こんにちは！株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日はこんなお悩みが届いています。

Q、今新卒1年目です。学生時代の友達に就職先を聞かれて「パチンコ店」と答えることに少し躊躇してしまっています。こんな気持ちで数カ月後に新しい新卒の後輩を受け入れることに自信がありません…。（20代・女性・一般）

A、うーん、質問者様はこの1年弱で誰かに何か言われたり、就職先を告げた際にイマイチな反応をされた経験があるのでしょうか？　素敵な仕事ですよ、パチンコ店。そしてとっても難しい仕事です。

ほとんどの接客業の場合、店内のお客様の客単価はほぼ均一です。しかし、「今日5千円しか使えない」という人と「今日10万円使える」という人が同じ店内にいる。隣同士に座っているかもしれない。それがパチンコ店です。

何も悪いことをしていないのに苛立ちをぶつけられることがある。にこやかに接客をしていても無視されたり、怒られたりすることがある。それがパチンコ店です。

厳しい規制の中で、できる限りの努力と工夫をして、お客様に楽しんでもらいたいと考えている。より快適な空間を提供したいと努力している。それがパチンコ店です。

そんな中で接客をしていることが、どれだけ難しいことか。そんな中で一生懸命働いていることが、どれだけすごいことか。

私は、パチンコ店で接客を頑張った人は、どの業界に行っても重宝されると思っています。でも、だからこそ、業界の中でもっと活躍してほしいと思っています。

入社してからの8カ月を思い返してみてください。大変なことも、しんどいことも、乗り越えてきたはずです。同じくらい嬉しいことも、やりがいも、見つけられたはずです。入社当初チンプンカンプンだったことが、分かるようになったはずです。できるようになったことが、たくさんあるはずです。

ぜひ、そんな体験をお友達にも話してみてください。そして、そんな経験談をぜひ4月に入社してくる可愛い後輩たちに伝えてあげてくださいね。

そして先輩社員の皆様、役職者の皆様。
こんな風にモヤモヤしてしまっている若手が貴社にもいるかもしれません。この仕事の素敵なところ・面白いところ・楽しいところ・やりがい…そんな話を部下と気軽に話していますか？　暗い話や難しい話ばかりではなく、素敵なエピソードも日頃からたくさん共有してあげてくださいね。

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（著者プロフィール）
株式会社kaika　代表取締役　三浦真理恵
https://kaika-bp.jp/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。