客が冷めて、萎えて、冷静になる要因ばかりを作るから客は減る
2019.11.01 / コラムハンドルネーム「名無し」さんの怒りを業界人は耳の穴ををかっぽじて聞こう。こういうことをスルーするからますます業界は衰退する。
以下本文
酔客に限らず客が減っている理由は一つではなく複数あるから厄介だと個人的には思っています。
スペック関連の規制はどうしたって仕方ないです。
本来、そこを運営側(メーカー、ホール)は補うようにするべきです。
メーカーはストレスのかからないような内容にしたり機械代を下げたり、ホールは辛いスペックを理解し少しでも客に還元するようにしたりと。
今はその真逆で、ユーザーが冷める、萎える、そして冷静になってしまう要因がそこかしこいたることころにあるわけなんです。
具体的に言えば、まず規制で魅力無い辛いスペックが前提にあったうえで、メーカーは機械代を高く設定するためにゴテゴテの派手な金かかってますよ的なギミックや台枠でアホみたく競い合っています。
更に言えば、台の内容である演出も相当に酷く、打ち手に多大なストレスがかかるような、まるで初心者が作ったような内容なのも相乗効果でのしかかってきます。
そして出荷後、更にホールではボーダーラインからマイナス5とか酷いのだとマイナス10以上のような調整で普通に放置されます。
ボーダーラインはそのラインまで回ってやっと機械割100%なんです。
そこまで回ってやっとスロットで言うところの設定3付近です。
ほとんどの台がそこからマイナス5~10とかなので設定1以下の台を用意してホールは笑顔でお出迎えしているわけです。そう考えると普通なら怒りがわきますよ。
更に言えばそこから悪魔のような「設定付き」なるモノもあります。
釘でマイナス調整できる状態で、目に見えない設定でもマイナスに弄れるんです、というか弄ってます。酷い所だと設定6とか5のボーダーすら届かない台があったりもします。
簡単に言えば、ユーザーが減る要素ばかりで増える要素がないんですよ。
どこかがマイナスならばそこを多方面から補い合うのが普通ですが、この業界はどこもかしこもマイナスなんですよ。
足し算ではなく掛け算でユーザーを苦しめる。
せめてどこかがユーザーにとってプラスならまだ別ですが。
何度も言いますが四方八方マイナスなんです。
これらを踏まえて、あなたなら行きますか?客、増えると思いますか?
吉野家がライバルとかじゃないでしょ。
高い、不味い、汚い、じゃ無理ですから。
吉野家、とかじゃなくどこもライバルですから。
余所からみればライバルどころかなんの障害とも思われていないかもしれませんよ? 勝手に自滅するなんて思われているかもしれません。
辛いスペックとは言え、かろうじて存在する射幸性だけでなんとか既存客を繋ぎ止めてますが、それももう限界です。
そろそろメーカー、ホール問わず手を取り合う時期にきていると思います。