安倍首相が5月30日からシンガポールでカジノ視察へ

5月24日、産経ニュースによると、安倍晋三首相がアジア安全保障会議に出席するため今月30日に訪れるシンガポールで、世界有数のカジノを持つ統合型リゾート（IR）を視察することを政府関係者が明らかにした。

安倍首相はカジノを2020年の東京五輪と絡めた経済成長の重点策に位置付けており、今回の視察で国内のカジノ解禁の機運を高める狙いがあるという。カジノ解禁をめぐっては、「国際観光産業振興議員連盟」（IR議連）が昨年の12月にIR推進法案を提出済みで、6月22日で会期が終了する今国会での成立をめざしている。しかし、今のところは成立のメドがたっておらず、専門家のあいだでは今国会での成立は難しいと見る意見が多い。IR議連幹部は「今国会で法案を成立させないと東京五輪までにインフラ整備が間に合わない。首相の視察をきっかけにカジノ解禁の動きを加速化させたい」と語っている。