天皇陛下の執刀医がパチスロ「北斗」好きでネットの話題に

2014.05.21 / 連載

「(私のやる)心臓のバイパス手術はオフポンプ手術といって、心臓を止めないで手術するんですよ。心臓を止めないで2ミリくらいの血管を縫うんですけど、(心臓の鼓動にあわせて)血管から血が出ますよね。最初はそれをまばたきすることでタイミングを合わせていたんですですけど、パチスロの目押しもそれなんですよね。あれ、この作業は自分でもやってたじゃないか」と話すのは天皇陛下の心臓バイパス手術を担当した順天堂大学医学部心臓血管外科教授の天野篤氏だ。

5月11日に放送された「ワンダフルライフ」(フジテレビ)に出演した天野篤氏が上述したように、パチスロ好きとトークで紹介しネットで話題となっている。

同番組は、リリー・フランキーと山岸舞彩が司会で、毎週1組のゲストを招いて生き方や哲学、信念などを聞き出すトーク番組だ。これまで、登山家の三浦雄一郎氏、アスリートの守田満氏、キャスターの大塚範一氏などが出演している。

かつて天野氏は毎日新聞のインタビューで「僕はいわゆる勝ち組ではありません。3浪して医大に入りました」と自己紹介し「現役〜2浪のときは、勉強をどこから手を付けていいかわからなかった。直前の12月ごろから過去問題を解き始めて、受験願書を出したら合格した気になってた。どこか合格するだろうみたいな(笑い)。2浪したころは、朝並んで図書館の席を取って、そのままパチンコ屋に行っちゃったり、昼に席取りのために置いていた参考書を片付けに行って、そのままマージャンに行ったり。パチンコ屋はエアコンががんがん利いていて、たばこも好きに吸えるし、そういう大人のテイストに浸れるいい場所でした」とパチンコとの出会いを紹介している。

そんな天野氏の最近のお気に入りは、「ワンダフルライフ」によると「北斗の拳」だという。「ときどき、おばちゃんの横から押してあげるとものすごくモテるんです」「北斗の拳の二段チェリー(※編集部注釈:2チェと中段チェリー?)ですね」などとコメントしている。

これらコメントが「2ちゃんねる」やまとめサイト、ツイッターなどで次々と拡散し、「目押し技術に光」「パチスロを見直した」など意見が集まっている。

※写真は順天堂大学医学部掲載のYouTube動画より

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