大阪含め全国10カ所にIRを検討/フォーラム2015

2015.09.10 / カジノ

9月7日、サービス産業生産性協議会は「訪日外国人旅行者の拡大に向けた環境整備と産業活性化への取り組み」と題したSPRINGフォーラム2015を開催した。

2014年度の訪日外国人旅行者数は1341万4000人で、それまで過去最高であった2013年の1036万4000人を29.4%上回った。ビザの大幅緩和や消費税免税制度拡充のほか、アジア地域成長に伴う海外旅行需要の拡大、円安進行による訪日旅行の割安感などが後押しした。政府の目標は訪日外国人旅行者を2016年までに2000万人、2019年までに2500万人、将来的には3000万人とすることである。フォーラムではこれらのボトルネックや解決法に加えてIR誘致に取り組む理由が説明された。

IR実現の目的は(1)観光産業振興。訪日外国人の拡大、(2)文化産業振興。ソフトサービス産業の育成、(3)地域振興とされている。訪日外国人は東京から大阪を結ぶゴールデンルートエリアに偏りやすい性質があり、地域振興という点ではIRの誘致が大きな役割を果たす。このため全国10ブロックにIRを設置することが検討された。

写真は誘致に力を入れている大阪府のイメージ

SPRINGフォーラム2015, カジノ, サービス産業生産性協議会