台とお客様のつながり

2021.01.10 / コラム

2021年が始まりました。
皆様、本年も宜しくお願い申し上げます。

昨年からの状況は変わりませんが、自社の生き残りをかけて進んでいく年になります。
店舗を増やしている法人様もあれば、コロナ禍で店舗を縮小した法人様もあります。

それぞれの法人様で事情は異なりますが、業界の商売としてファンを楽しませるという点においては変わらないので、撤去が進む中でも今を振り返り、商売の基本が出来ているかを問い直しながら進んでいく必要があります。

まずは1月11日の撤去がありますが、長期使用してきたストック系機種の撤去に関しては、その機種が好きだったファンの離反を回避するための取組みも重要になります。
(※ストック系機種とは、自店にとって長期使用してきた稼働と粗利貢献機種を武内はそう呼んできます)

代わりの機種を導入するだけでなく、好きだった機種が無くなった後も次の好きな機種が見つけられるように施策を準備しておく必要性が高い状況となります。

残りの旧規則機はストック系機種が多いので、撤去離反が起こらないように『機種が分かる』お店作りが引き続きの課題です。

この取組にやりすぎということはなく、多くの店舗で商売の基本となる“台とお客様のつながり”を作るための取組みが不足しているので、それぞれのお店が「自店は出来ているのか」を振り返り、「どうすれば出来るのか?」を追求して取組まなければ、自店のファンを更に減らしていくことになります。

全国の参加人口が減少する中で、各店が取組むことは自店商圏でファンを減らさない、ファンを増やしていく取組みになります。

新台入替の台数なども市場活性化につながりますが、高額な機械台を多く購入するには予算が不足している状況でもあるので、まずは自店の資源で可能な“台とお客様のつながり”を中心に進めていくしかありません。

ストック系機種というのは、海系やジャラー系だけではなく、設置台数は異なっても『ファンがついている機種』は長期使用できるものになります。

これまで設置してきている新規則機の中にも、ストック系機種になりうるものがあるので、中古で導入する場合は全国での支持だけでなく、自店のお客様にしっかりと訴求して、『自店でファンをつけていく』取組みを実施していくものになります。

大きな課題は各社それぞれですが、お店の具体的な戦術としては商売の基本である『機種が分かる』という状態から、「好きな気機種が見つかった」という結果を作り続けてファンを離反させないことが大切です。

今年は、今のお客様を大切にしながらも、離反から戻ったお客様が好きな機種を探せるお店作り、更には「空き時間にちょっと行くか!」と足を運びたくなるような短時間遊技の楽しさなど、来店動機になる価値をお客様の中に生み出していくことにチャレンジしていくことが欠かせません。

面白い機種があったとしても、お客様に伝わらなければ意味が無いので、とにかくお店でファンに知ってもらう取組みへのチャレンジを充実させていきましょう。




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