入替対象機の不満は50%強/エンビズDI調査

2016.10.27 / ホール

10月26日、株式会社エンタテインメントビジネス総合研究所から「第66回パチンコ景気動向指数(DI)調査報告書」が発表された。

調査期間は2016年9月16日〜9月30日まで。回答企業数は43企業(72地域)に上る。ホールの景況感と合わせて、同調査では旬のテーマを質問する「トレンド・ウォッチ」も併せて実施している。今回のテーマは「回収対象機の代替となる遊技機」について。検定と性能が異なる可能性がある遊技機の撤去・回収対象機の入替遊技機に対する価格や性能への感想を調査している。

売上や粗利から判断する「全般的業況」は、前回の▲31.9から▲22.2(前回比9.7良化)まで改善した。3期連続で回復したものの、20期連続でマイナス圏の推移となっている。例年7月期〜9月期は業況が回復傾向にあることも留意しておきたい。今後3カ月後は▲29.2まで落ち込むことが予想されている。

トレンド・ウォッチ「回収対象機の代替となる遊技機」では、「リユース機導入時のメーカー対応」「パチンコ新機種適正価格調査」「ちょいパチの魅力」などについて調査が行われた。リユース機のメーカー対応に関しての調査では、「不満」が5割以上、「納得」が1割以下となる結果。「大いに不満」「やや不満」と回答したホール関係者からは「価格と性能が合っていない」「価格も含め、すべてのツケを結局パチンコ店の負担にしてしまっている」という厳しい意見があがった。また、「どちらでもない」「やや納得」の回答者からは、「メーカーごとにそれぞれ良し悪しはあるが、全般的に想定内である」「金額的にはこんなところではないだろうか」という意見があがっている。パチンコ機の適正価格は30万円〜35万円との回答が30.2%、次いで20万円〜25万円との回答が27.9%になった。「ちょいパチの魅力」に関する調査では、導入経験なしのホールは「魅力なし」の回答が51.7%あるのに対して、導入経験があるホールの「魅力なし」の回答は30.8%と低くなっていた。

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