中国でW杯期間中のスポーツくじ売上が激増

2014.08.28 / カジノ

8月26日に発表された中国財政部のデータによると、今年7月の中国国内の宝くじの販売額が372億人民元(約6,294億円)に達し、前年同月比で52.7%上昇したことが分かった。なかでもスポーツ振興くじの売上は、198億人民元と前年比で92.9%も増加、6月12日から約一カ月間にわたって開催されたサッカーW杯に関するくじの売上が大きく増加した。

中国では、大きく分けて「福祉くじ」と「スポーツ振興くじ」の2種類のくじが販売されている。2014年1月から7月までの総販売額は、福祉くじが1159億人民元(約1兆9610億円)で前年同期比プラス16.6%、一方のスポーツ振興くじは997億人民元でプラス33.5%。財政部のデータによれば、中国のすべての省で、くじの販売額が前年実績を上回った。

中国では1987年から宝くじの販売が開始され、近年は特に販売額の増加が著しい。一方で、違法くじの横行も目立ち、大きな社会問題となっている。中国国営メディアの新華社通信は、今年のW杯開催期間中、総額180億人民元(約3,045億円)以上の違法なサッカー賭博の売上が当局によって押収されたと伝えている。

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