三浦真理恵「自分より若く才能がある女性が憎い、女王蜂」

2016.10.02 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第24回「最近話題のクインビー・シンドロームを知っていますか?」

皆様こんにちは!株式会社kaikaの三浦真理恵です。早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、処方箋をお届けします。

今回は、前回の続きとして「女性のマネジメントを女性に一任していると直面するかもしれない落とし穴」についてお伝えします。

世の中には、「サザエさん症候群」や「ピーターパン症候群」など多くの症候群が存在しますが、「女王蜂症候群」というのをご存知でしょうか? 「女性上司が、女性部下に対して厳しすぎる態度を取る」「後輩女性の足を引っ張る・昇進を邪魔する」というような状況を表した言葉です。1970年代、アメリカでこうした現象が問題視され、「クイーンビー・シンドローム」と名付けられました。

40年以上経った近年でも、ウォール・ストリート・ジャーナルで女王蜂に関する記事が掲載されたり、facebookのCOOシェリル・サンドバーグが著書「LEAN IN」の中で女王蜂について語っていたり、文芸評論家の斎藤美奈子さんが新聞のコラムで「女性官僚を見て「女王蜂症候群」という言葉を思い出した」と書いていたり、何かと話題になっています。

「男性優位の環境で成功した女性は、時に他の女性の出世を良く思わない傾向がある」という研究論文も存在していますし、この問題は「上司が部下に」だけではありません。「女性部下は女性上司をより厳しく評価する」「男性上司と同じような管理スタイルの女性上司に対して快く思わない」といった調査結果もあります。

現代社会において、女性管理職はまだまだ少ない。だからこそ、自分の立場・居場所を守りたくて、相手の女性の立場を低くすることで優位性を保とうとしているのかもしれません。

しかし、この「女の敵は女」説を否定する研究結果も数多く存在しています。ですから、どちらが正しいとは一概には言えません。ただ「女性同士だから協力的」という思い込みは危険だということです。男性上司の皆様、女性のマネジメントから逃げずに、一緒にモテ上司への道を歩んでいきましょうね♡

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、 組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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