三浦真理恵「結構女性って面接でドン引きしちゃってます」

2017.05.28 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第41回「女性採用に積極的なら気を付けておきたいコト」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、久しぶりのお悩みコーナーです。

Q、女性スタッフを積極的に採用していきたいのですが、今まで男所帯だったこともあり、女性スタッフが集まってくれるか不安です。面接に来た女性に好感を持ってもらうための工夫があれば教えてください!(30代・男性・管理職)

A、面接に来た女性にマイナスの印象を持たれないためには、なんといっても第一印象です。「ここで働きたい!」というモチベーションを保ってもらい、さらに心をつかむためのポイントや事例をお伝えします。


[①面接担当者の清潔感と笑顔。そして面接時の雰囲気


一番はコレです! せっかく面接に来てくれて、その方を採用したくても、「面接してくれた店長がなんかキモい」「面接の時にいた副店長がコワい」「面接に行った時に会ったスタッフが感じ悪い」という理由での辞退は多く見られます。

特に女性は、面接を受けながらでもその場の人間関係や職場環境をよく観察しています。面接の部屋まで案内してくれたスタッフが無表情だったり、面接している隣の部屋で厳しく叱られている声が聞こえてきたり、スタッフが泣きながら通り過ぎたり、なんだかスタッフの関係がギクシャクしていたり……。そんな微妙な空気を察知すると、当然そこで働くモチベーションは下がってしまいますよね。不穏な空気は出さないように努めてください。


[②バックヤードの清潔感]

ホールはとっても綺麗なのに、バックヤードに入った瞬間薄暗い空間。荷物が山積み。床にはホコリ。散らかったロッカールーム。こんな状態では、女性は離れてしまいます。節電のために蛍光灯を外したりしていませんか? お客さまには見えないからと、掃除を手抜きしていませんか? 急いでいるからと、使ったものをそのまま置きっぱなしにしていませんか?

バックヤードを明るく清潔に保っているホールとそうでないホールでは、スタッフの表情や言動の差は歴然です。


[③可愛い制服や女優鏡など、女性ならではのこだわり]

「制服が可愛い!」は女性が働く動機付けになり得ます。逆に「制服がダサい」は働きたくない理由にもなるので要注意。また、電球がいっぱい付いた女優鏡は、前に立つだけで気分が上がるもの。可愛い制服に身を包み、眩しい女優鏡の前で身だしなみを整える。そんな自分を想像すると、「ここで働きたい!」という気持ちが強くなるようです。

実際に、女性の積極採用のために制服を一新したり、選べる制服を導入した企業様も多数あります。女優鏡の設置だけでなく、バックヤードのトイレの清潔さや可愛さも意外と重要ですよ。


いかがでしたでしょうか。上で書いたことをホールの動きに落とし込んで考えてみましょう。
・面接予定を出勤スタッフに共有して①を改善します。
・②は一度、客観的にバックヤードを見直してみてください。
・その上で③に取り組めると尚良いです。
ぜひ応募者のモチベーションを保つ店舗づくりをしていってくださいね。


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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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