三浦真理恵「納得して誰かのために動く女性は強いです」

2018.04.29 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第65回「女性のモチベーションをどうあげるか?」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、こんなお悩みが届いています。

Q、今回の人事異動で、以前よりも女性スタッフが多い店舗に配属されました。以前は男性部下ばかりだったので楽だったのですが、今は指示一つ出すのにも戸惑ってしまっています。女性に仕事を頼む際のポイントを教えてください。

A, とても良いご質問をありがとうございます。上司の指示の出し方・説明の仕方で女性部下の動きも成果も圧倒的に変わります。


研修の受講生や友人などに仕事のやりがいやモチベーションについて尋ねると、男性は「表彰」や「昇格・昇進・昇給」といったものが多いのに対し、女性は「誰かの役に立てること」「感謝されること」「多くの人と出会えること」という答えが圧倒的に多く返ってきます。

私が聞くのは20代~30代が多いので、すべての年代に当てはまるかどうかは分かりませんが、女性は仕事の話をしていても「感情論」が多く出てくる傾向があります。

指示に関して言えば、男性は「上司の指示だから」で動くことができます。しかし女性の場合、納得できないことに対しては着手が遅くなったり、動きが鈍くなる傾向があります。例えば、「会員数を増やさなければいけないから」「この数字が店舗の目標だから」といった理由ではダメなのです。そうではなく、「会員になっていただいたらお客さまにどんな良いことがあるのか」「なぜこの目標が自店に必要なのか」「達成したらがどうなるのか」といった、納得できる理由が必要なのです。「こちらの都合を押し付けるのはお客さまに申し訳ない」といった声もあるほどです。

しかし、納得したらそこから先は早いのも女性の特徴。目標を達成するために、(つまり、誰かのためになることを成し遂げるために)動く女性は強いです。誰かの喜びに関われる、誰かが喜んでくれたことを喜べる。だからこそ踏ん張れたりするものです。

そこを理解しないまま、数字のため・目標達成のために頑張らせようとすると、期待している成果は得られません。

ですから女性には特に「言葉を尽くすこと」を意識してみてください。ただし、行動が伴っていないと「口だけ上司」になってしまい、信頼関係が築けなくなってしまうのでその点だけは注意してくださいね。

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(著者プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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