三浦真理恵「私が女性だからですか?」モヤっとする対応

2016.07.10 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第18回「ビジネスマナーがない人、見られていますよ!」

皆様こんにちは、株式会社kaikaの三浦真理恵です! 早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、お悩みと処方箋をお届けします。

今回は女性の方からのお悩み相談です。

Q、最近業者様とメールでやりとりをすることが増えたのですが、ビジネスマナーがなっていないというか、言葉遣いや対応のされ方になんだかモヤっとすることが多いです。これは私が女性だからなのでしょうか? それとも世のビジネスマンは大体こんな感じなのでしょうか? モヤモヤしています…。(20代・女性・役職者)

A、おそらく質問者様が女性だから、ということではありません! 社会人歴が長くなればなる程、最初に学んだビジネスマナーは曖昧になっていってしまうことが多いです。丁寧にしようとして逆に間違った日本語になってしまったり、「これくらい大丈夫だろう」が全然大丈夫じゃない、というのはよくあることです。

付き合いの長い関係であれば雑な連絡やモヤっとする返信でも問題ないかもしれませんが、まだ関係が浅い状態でそれをされると、「この人に任せて大丈夫かな?」と不安になってしまいますよね。いくら忙しくても、最低限の敬語とマナーはおさえておいてほしいところ。

そこで今回は、「ビジネスメールでよくあるNG!TOP3」をお伝えします。

第1位 「株式会社○○ △△社長様」
失礼のないようにしなければ、と意識しているのは伝わりますが、敬語としては間違いです。「社長」や「部長」等の役職名にはすでに敬意が含まれているため、「△△社長様」は二重敬語となります。「様」をつける場合は「株式会社○○ 代表取締役社長 △△様」にしましょう。ちなみに、「△△殿」は目下の人に対する敬称と言われていますので、こちらも注意が必要です。


第2位 誤字脱字が多い
ダブルチェックを徹底していても、100%防ぐのはなかなか難しいのが誤字脱字。これがあると、意味が正しく伝わらなかったり、読み手の集中力を削いでしまったり、「あのメールってどういう意味ですか?」というような電話が来たことがある人は要注意です。

作成した文章をすぐにチェックするだけでなく、少し時間を置いた後でチェックをすると、より誤字脱字を防ぎやすくなりますので、余裕を持った文章作成を心掛けましょう。


第3位 返信が遅すぎる、もしくは返信がない
メールの返信は早いにこしたことはありません。一般的には24時間以内に返信する、というのがビジネスマナーです。返信が遅ければ遅いほど、相手の不安も大きくなっていくもの。求めた情報・添付ファイルが送られてきた場合や、すぐに回答が出せない質問が来た場合でも、必ず「受け取った」という返信をするのが親切です。


ビジネスパートナーとして信用・信頼されるために欠かせないビジネスマナー。取引先だけでなく、社内の女性にもしっかり見られています。不安な場合は調べる・節目節目で復習する、という癖をつけていけると良いですね。

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、 組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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