三浦真理恵「忘年会シーズンでハラスメントに脅える殿方へ」

2016.12.25 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第30回「忘年会がハラスメントの温床になるワケ」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、40代の男性幹部からのお悩みに処方箋です♡

Q,社内で定期的に飲み会を開催しているのですが、年々ハラスメントの話題が増えていて、開催を躊躇してしまいます。会社の飲み会で男性陣が気を付けるべきことを教えてください。(男性・40代・経営幹部)

A,忘新年会シーズンの今、普段以上にお酒の場が多くなりますよね。社風によって飲み会の雰囲気も千差万別。コミュニケーションの円滑化や、日頃の労をねぎらうために開催している飲み会が、ハラスメントの温床になってしまっては逆効果です。

まずは、飲み会に関係するハラスメントを改めて認識しましょう。

セクハラ、パワハラ、モラハラ、アルハラ(アルコール・ハラスメント)、カラハラ(カラオケ・ハラスメント)、エイハラ(エイジ・ハラスメント)、ラブハラ(ラブ・ハラスメント)、マリハラ(マリッジ・ハラスメント)、ブラハラ(ブラッドタイプ・ハラスメント)などなど。

流行モノではピコハラ(忘年会等でPPAPを強要)なんて言葉も出てきています。

無理に飲ませたり、酔った勢いで説教をしたり、モノマネを強要したり、誰かをいじって笑いをとったり、プライベートな話を暴露したり…実によくある光景です。もちろん過度な下ネタやボディタッチ、女性社員を採点するなどももってのほか。

言っている方・している方は「ほんの冗談」「ちょっとした悪ふざけ」「酒のノリ」のつもりでしょう。しかし、その軽はずみな言動が、想像以上に女性を傷つけているのです。

上司の皆様は、飲み会では話し過ぎず、「部下の話を聴く場」と心得ておいてください。話を聴こうとしてくれて、「いつも頑張っているよね」「ありがとう」と労ってくれる上司の行動が、女性部下にとっては“承認”につながります。

そして、飲み会でこぼした愚痴を後日いじらない。ということも重要です。さりげなくフォローをしてあげることで、部下からの信頼は各段に厚くなりますよ♡

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、 組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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