三浦真理恵「女性自身も環境を嘆く前に客観的な振り返りが必要」

2016.08.07 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第20回「女性が仕事を任されるようになるには」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、お悩みと処方箋をお届けします。

今回は、女性社員の方からのお悩みです。

Q、やりたい仕事をさせてもらえません。同業他社の同世代の女性がやりたいことをやらせてもらえている話を聞くと、このままこの会社にいるべきか転職すべきか悩んでしまいます。どうすれば、やりたいことをやらせてもらえるようになるでしょうか?(20代・女性・一般)

A、任されている仕事に対して、きちんと向き合っていますか? 上司から、何を期待されているか知っていますか? 期待以上の成果を出そうとしていますか? 客観的に自分を見て、「新しいチャレンジをさせてみよう」と思われる自分になれているでしょうか?

ちょっと厳しいことを言ってしまいましたが、読むのをやめないでくださいね(笑)。

もちろん会社の規模や方針によって、任される仕事は変わってきます。新しいチャレンジをどんどん推奨してくれる会社もあるかもしれません。

でも、その前に。自分の仕事ぶりが、周りの同僚や上司にどう伝わっているかを考えてみましょう。

例えば、任された仕事に対する報告の仕方ひとつでも、上司の評価や周りからの評判は変わってきます。上司はあなたより忙しい。常にあなたの仕事ぶりだけを見ているわけにはいかないのです。だからこそ、わかりやすく簡潔に成果を報告しないと伝わりません。

特に女性は、報連相の中でも「報告」が苦手な人が多いです。プロセスを重視するあまり、報告書が、ただの議事録や作文になっている、というのはよくあること。そのままでは、たとえ転職したとしても同じことの繰り返しになってしまいます。

「こんなに頑張っているのに!」「上司はわかってくれない!」「うちの会社はわかってない!」と嘆く前に、まずは自分の努力や成果がきちんと相手に伝わっているかを考えて、改善してみてください。

反対に、モテ上司の皆さんは、嘆いたりふてくされたりしている女性部下を見つけたら、小まめに声を掛けたり、話を聞いてあげたりしてみてください。

彼女たちは、やる気たっぷりなのです。だからこそ、上手に立ち回れなくて空回りしてしまう。もどかしさを受け止めて、もう一歩前に進めるように背中を押してあげてくださいね♡

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、 組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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