三浦真理恵「女性の怒りはポイント制、つまり蓄積します」

2017.06.26 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第43回「女性とのコミュニケーションで気をつけること」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。女性の機嫌や怒りポイントに対するお悩みです。


Q、自店は女性スタッフが多いのですが、仕事中や休憩中、急に不機嫌になることが多々あります。同じことを言ってもニコニコ会話を続ける日もあるのに、何が地雷かわかりません。どうして女性はいきなり気分を害すのでしょうか?(40代・男性・管理職)

A、女性の怒りはポイント制です。イラッとしたりカチンときた時、ほとんどの場合は笑顔で受け流します。しかしそれが蓄積された時、抑えきれない苛立ちを露わにしてしまうのです。



男性社会に生きる女性は、日々、男性のデリカシーの無い発言や、不用意な冗談、行き過ぎた下ネタ、雑な扱いや端的すぎる発言、くどすぎる話……などを我慢しています。我慢する理由はさまざまですが、「いちいち言っても仕方ない」「なるべく波風を立てたくない」「慣れなければいけない」といった理由が多いかと思います。

男性側は軽い気持ちで言っているのもわかっています。その発言や行動が、無意識で無自覚であることもわかっています。だからこそ、笑って受け流す術も身につけています。

でも、気にしていないわけではありません。傷ついてないわけではありません。腹が立たないわけではありません。急に怒り出しているのではなく、溜まり溜まった怒りや哀しみが、一気に放出されるだけなのです。

ですから常に、一瞬垣間見える表情や目線を観察してください。目は口ほどに物を言います。しっかり相手を見ていれば、イラッとポイントが溜まる瞬間がわかるはずです。

さらに、「嫌なことを言われた時やされた時は、きちんと冷静に教えてほしい」とお願いするのも一つの手です。「なんだ、そんなことか」と思うことばかりかもしれません。「そんなことでいちいち言うなよ」と思うかもしれません。しかし、その一つひとつを知ろうとすることが、女性とのコミュニケーションを円滑にする第一歩です。

めんどくさいと思わずに、ぜひ向き合う意思表示をしてみてください。それだけで、女性が閉ざしがちな心の一部を、溶かすことができるかもしれませんよ。

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。

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