三浦真理恵「何気ない『言ってる意味分かる？』で傷ついちゃう」

【隔週火曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋　※今回から更新日を月曜から火曜に変更しました
第67回「その言葉のチョイス、もう少し考えてあげましょう」

皆様こんにちは！　株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は、こんな調査結果を見つけたのでお届けします。

株式会社ALL CONNECTが実施した「社内の風通しに関する調査」です。
・調査の対象：上司がいる20代会社員400名
・有効回答数：400名（男性：197名、女性：203名）
・調査実施日：2017年12月4日（月）～2017年12月6日（水）の3日間

【会社で導入されている働き方改革は？】
1位：育児休暇（60.8%）
2位：長時間労働の削減（42.5%）
3位：短時間勤務制度（37.5%）

【働き方改革の取り組みをスムーズに行うために社内の風通しの良さは重要だと思いますか？】
・重要である（56.0%）
・やや重要である（36.5%）
・あまり重要でない、重要でない（7.6%）

90%以上が、風通しの良さは重要だと考えていることがわかります。では「風通しの良さ」とは一体なんなのでしょうか？

【あなたの考える風通しの良い職場とは？】
1位：上司に自分の意見を言える（53.8%）
2位：自分の考えを聞いてもらえる（51.8%）
3位：休みを取得しやすい（44.5%）
4位：先輩後輩のコミュニケーションが活性化されている（36.8%）
5位：ハラスメントがない（29.8%）

日頃から良好なコミュニケーションが取れているかどうかが重要になってきそうです。男女別に見てみると、男性1位は全体同様「上司に自分の意見を言える」（52.8%）。女性の1位は「自分の考えを聞いてもらえる」（56.7%）となっています。そしてここからが注目の質問項目です。

【上司から言われてショックだった言葉は？】
1位：言っている意味わかる？（22.8%）
2位：前にも言ったよね？（20.0%）
3位：ちゃんと考えた？（18.0%）
4位：なんでこんなこともできないの？（15.5%）
5位：やる気ある？（14.3%）

1位～3位はつい言ってしまいそうな言葉が並んでいます。確認のための「言ってる意味わかる？」、何度も同じ質問をされたら「前にも言ったよね？」などと言ってしまう気持ちも分かりますが、その言葉にショックを受ける社員もいるというのが現実です。ちなみに「上司から言われてショックだった言葉はない」との回答は38.3%となっています。

いかがでしょうか？　20代の若手社員の本音が少し見えてきた気がしませんか？　日々のコミュニケーションの積み重ねと言葉の選び方。このあたりが、今後の若手社員の育成と離職率の低下のカギになってきそうですね。

お悩み募集中！処方箋が欲しい方はこちらまで♡info@kaika-bp.com

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（著者プロフィール）
株式会社kaika　代表取締役　三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに入社。営業・新規事業の立ち上げ・組織改革支援・研修講師を経て2014年5月に独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。内定者・新入社員研修をはじめ、接客研修、チームビルディング研修、モテ上司研修、ビジ女研修、接客手話研修など、幅広い研修を展開。