三浦真理恵「上司の話かけやすい雰囲気が〝スキ〟」

2016.03.06 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第9回 「報連相を遠ざける〝デキるオーラにご注意!」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。早速本日も、読者の皆様に「モテ上司」「モテ部下」に近づいていただくべく、お悩みと処方箋をお届けします。

Q、部下の報連相が遅くて困っています。催促しないと報告をしてくれないので、対応が遅れたり、残業をしてもらうことになったり。自発的に報連相をしてもらうにはどうすればいいでしょうか?(40代・男性・管理職)

A、無意識に「話しかけるなオーラ」が出てしまっていませんか? 意識して「スキ」を作り、「話しかけられ上手」になりましょう。

部下は上司が思っているより「上司に話しかけにくい」ものです。普段から忙しくしている上司ならなおのこと、タイミングを掴めなかったり、遠慮してしまったり、萎縮してしまったりということはよくあります。

お恥ずかしい話ですが、私自身「話しかけるなオーラ」を出していた過去があります。低血圧や寝不足でスイッチが入っていない午前中の私の対応が、周りには「不機嫌なオーラ」に写ってしまい、後輩のみならず上司にまで気を使わせてしまっていました。当時の後輩や上司は今ではネタにしてくれていますが、本当に申し訳なかったと反省しています。

自分が時間に追われている時や、切羽詰まっている時は特に注意が必要です。話しかけられてもパソコンから目を離さず、作業をしながら「何?」とだけ返事をすると、「あ、やっぱり大丈夫です」と部下が遠慮してしまう。そうすると、どんどん相手を萎縮させ報連相の機会が失われていきます。

そんな時はどんなに忙しくても、部下に話しかけられたら一旦手を止めて、必ず相手の顔を見てください。どうしても手が離せないなら、「ごめん、10分後でもいい?」と相手の目を見て伝えてあげてください。そして10分後に「ごめんお待たせ、なんだった?」と穏やかな表情で声をかけてください。

また、作業の手を止めて伸びをして「ちょっと一息」な空気感を出したり、席を立ってコーヒー片手に歩いてみたり、「話しかけやすい雰囲気」「話しかけていいタイミング」を意識して作ることも重要です。

そういった「スキ」を作ることで、部下のほうから話しかけてくる機会が増えていくはずですよ。

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひ とりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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