三浦真理恵「ネイルの規定一つで信用される上司になるには」

2017.01.22 / 連載

【隔週月曜更新】三浦真理恵のモテる処方箋
第32回「何でもかんでも禁止では『説明しても無駄』と思われる」

皆様こんにちは! 株式会社kaikaの三浦真理恵です。本日は40代男性管理職の方からのお悩みです。

Q、以前身だしなみの記事がありましたが、その中でもネイルに関しての相談です。現在自社ではネイル禁止にしているのですが、最近女性社員から、ネイルOKにしてほしいとの声が上がってきています。個人的には禁止のままでいいと思うのですが、許可すべきでしょうか?(40代・男性・管理職)

A、「なぜネイル禁止なんですか?」と聞かれた際、明確に答えることができますか? 答えられるのであれば、そのままでも良いと思います。

身だしなみ同様、ネイルの規定も企業様によってバラバラです。何をしてもOK!という企業様もあれば、スカルプとチップはNGだけどジェルとマニキュアはOK、ジェルのみOK、アートはOKだけどストーンやパーツはNG、ホロ・ラメはOK、カラグラ・フレンチ・ワンカラーならOK、マニキュアワンカラーのみOKなどなど…この時点でお手上げ状態の男性もいらっしゃるかもしれませんね(笑)。

一言でネイルと言っても、種類・色・デザインなどさまざまです。ネイルの規定を緩和することで、女性スタッフの雇用率が上がったり、離職率が下がったり、なんとなくお店全体の雰囲気が明るくなったり、スタッフルームの会話が増えたり、お客様に話しかけられる機会が増えたり、と嬉しい報告が増えているのも事実です。

「昔から禁止だからそのまま禁止」では、「提案しても無駄」「話を聞いてくれない」「何も変わらない」と思われてしまい、彼女たちの意欲や成長の機会すら奪ってしまいかねません。なぜ禁止なのか。なぜOKなのか。重要なのは納得度です。

一度彼女たちと顔を突き合わせて、じっくり意見を聞いて話し合ってみてはいかがでしょうか。彼女たちなりの、会社に対する想いや意見がきっと聴けるはずですよ。

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(以下プロフィール)
株式会社kaika 代表取締役 三浦真理恵
http://www.kaika-bp.com/

2009年株式会社パック・エックスに新卒入社。営業職を経て、新規事業の立ち上げ、 組織改革支援、研修講師として活躍。2014年5月に退社しその後独立。「ひとりひとりが輝く組織づくり」をモットーに、パチンコ店・飲食店・広告代理店・ITコンサルティング会社等での研修を行っている。女性活躍推進研修のほか、仕事力向上研修や接客研修、チームビルディング研修など内定者から役職者まで幅広い研修を展開。

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