【連載】三木貴鎬のパチスロ機械選定セミナー
[第21回] ジャグラーがダメならハナハナ?
皆さんこんにちは!!
21回目の連載になりました。パチスロ自主規制で何が変わっていくのかということをこのコラムでも述べてきました。これまで「ジャグラー」の比率、Aタイプの比率を総じて上げないことには、パチスロの運営自体が覚束ないということは、皆さんも認知しているのではないでしょうか。
そこで今回は沖スロです。
あるメーカーの話では名古屋では沖スロの受注が8000台を超えたとか・・・。これはすごい数字です。全体の市場の比率で考えると80000台クラスの機械と同じ比率とか・・・。
皆さん「ジャグラー」が手に入らないからと言って安易に沖スロの購入を考えていませんか? ここに落とし穴があります。以下で沖スロで注意しなければならないことをまとめてみます。
① 「ハナハナ」シリーズは新しくなるたびに設定看破要素と設定6の出率が上がってきている・・・ということは新しい「ハナハナ」が甘く感じるのと、設定看破要素の増加で、古い「ハナハナ」のお客さんがすぐ新しい「ハナハナ」へと移動してしまう。しかも半年ごとに新台が出るので機械代が実はかかる。
② 設定3からの設定看破要素が多い・・・ということは設定3以上使わないと客離れがおきやすいが、設定3で出率が100%越えてしまう。従って割が取りにくい。
③ 設定3と設定4の差が大きい・・・設定4で出率が104%で設定3だと100%として、4パーセントの開きがあるので合成確率などでお客さんの見切りが早くなる。
これらを勘案すると安易に導入すると、厳しそうなことがお分かりでしょう。客付きのいいホールは出率99%以上などの薄利の運営をしているところが多いようです。安易に「ジャグラー」が駄目なら沖スロでという方程式は通用しないと言えますね。
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三木貴鎬
1972年生まれ。中央大学商学部卒。神奈川県をはじめ、東京都や千葉県などのスロ専で勤務。グループの複数店舗を指揮する統括部長などを歴任し、 2007年に独立。経験を生かしてコンサルタントに転身。2010年に都内にモデル店舗としてスロ専をオープン。現在もパチスロを中心に精力的にセミナー や講演会を行う。